【タクシー乗務前研修3日目】タクシー運転手と運転者適性診断

 

こんにちは、タクオです。

 

タクシー乗務員としての研修が始まり、今日で3日が経ちました。

ひたすら東京の地理の勉強をしていますが、思っていた以上に覚えることが多いです(苦笑)

 

逆に言えば、20年以上東京にいながら、知らないことがたくさんあったということですね。

これから「知ってて当然」のタクシー運転手になるわけですから、できる限り覚えなきゃです。

 

 

午前中は適性診断

 

初日・2日目はスクールでひたすら地理の勉強をしていました。

(95%の時間は自習ですが 笑)

 

8時間×2日も勉強したら東京にかなり詳しくなれるものと思ったら、そんなこともないですね。

なにせ東京は「大都会」ですから、建物・施設の数が多い!

しかも日本の首都である東京には、他国の大使館や行政機関・団体などの本部もたくさんあるわけで、プロとしてそれくらいは覚えておく必要があるのです。

 

それにしても、本当に覚えきれない(笑)

けど、そんなことも言っていられません。

同僚で「同期」のタガワくん曰く、「タクオさん、昨日の夕方くらいに僕の頭からは煙が出ていましたよ」とのこと。

そんなことはありませんが(笑)、この2日間はそれくらい暗記にエネルギーを使っています。

 

そんな勉強漬けの中、今日はちょっとしたブレイクが入り、午前中は「運転者適性診断」に行ってきました。

「運転者適性診断」とは、国土交通省の外郭団体である独立行政法人 自動車事故対策機構(NASVA)が、バス、タクシー、トラックなど自動車の運転を仕事にしている人を対象に実施している運転のクセや性格を診断するためのテストのようなもの。

乗務員・運転士としてバス会社やタクシー会社に入社した人は必ず受けなければいけないもので、入社後も定期的に受講することが義務づけられています。

 

僕とタガワくんが錦糸町にあるNASVAを訪れたのは朝の9時でしたが、すでに30人近い受講者が受付の開始を待っていました。

そのほとんどが50~60代の人だったので、定期的に受講しなければいけない現役のドライバーさんたちでしょうね。

僕と同年代の人や僕よりも若い人もいて、その中の何人かは僕たちと同じ初任診断を受ける人のようでした。

 

 

 

診断開始の10分前に受付開始。

申込用紙はスクールの方が用意してくれていたので、それを提出して受講料(6,800円)を支払うだけで簡単に終わりました。

 

受付を終えると、NASVA職員の簡単な説明を受け、適正診断のスタートです。

 

 

ゲーム感覚で受診できます

適性診断は、上の写真のようにパーティションで仕切られたブースで受診します。

ブースの中には、パソコンのモニターと『PlayStation』のロゴが入ったハンドル型のコントローラーが。

これらを使って、運転者の傾向を診断するために複数の要素を計測していきます。

 

 

計測する項目は、

 ●動作の正確さ
 ●性格テスト
 ●視覚機能
 ●安全態度および危険感受性
 ●注意の配分
 ●判断・動作のタイミング

の6項目。

 

それぞれに対応したテストを、クイズやテレビゲームのような感覚で受けることができます。

 

例えば、こういうのですね。

 

 

運転者適性診断では、85問にも及ぶ心理テストや、古(いにしえ)の任天堂のゲーム機『TVゲーム15』を彷彿とさせるグラフィックの動作テスト、ドライブシュミレーターといったテストが用意されて、およそ1時間をかけて各診断に答えていきます。

各テストは受講者の運転特性を測るためのものなので、変なひっかけのようなものもありませんし、テストを受けるほうも気負ったり模範解答を探す必要はなく、自分が思うままに答えるだけでOK。

 

その日のうちに判定結果が出て、自分の運転特性がグラフと文章でプリントアウトされた紙をもらうことができます。

 

 

1ヵ所だけ突出したグラフ

テストを受けた後は、待合室となる教室でテスト結果が貰えるのを待ちます。

受診して10分後には係の人から「タクオさん、テスト結果をお渡しします」と、A4のコピー用紙10枚ほどの診断結果を受け取りました。

 

他の人の結果を見ることができないので、比較対象がない中で見た僕のグラフは、「まぁこんなもんじゃないかな」といったところ。

6つの項目のうち、5段階中3以下のものもありましたが、点数が極端に低い項目は無かったので「それほど悪くないのではないかな」と考えていました。

 

しかし、テストが終わった後、同僚のタガワくんの診断票を見せてもらうと…

 

 

グラフが満遍なく膨らんでいるタガワくんに比べ、僕のは「動作の正確さ」以外の項目が小さめで、とても「バランスが取れている」とは言えません(苦笑)

どうやら僕の運転適性は、決して「普通」ではないようです(汗)

 

特に「危険感受性」「安全態度」「協調性」の項目が、要注意を意味する赤色で塗られており、僕自身もショックを受けました。

15年以上無事故でやってきましたし、友だちからも「タクオの運転は安心して乗ってられるよな」と言われることがあったので、自分では安全&安心のドライブができていると自信を持っていたのですが…

どうやら「過信」のようでした(苦笑)

 

僕の中で、クルマを運転するということをどこか “ナメていた” ところがあったんでしょうね。

一昨日のアルコールチェックの件もそうですが、乗務の前に改めて気づかされたことがあったのは、良いことなのだと思います。

 

研修初日のアルコールチェックのようすは、こちらの記事でご覧いただけます。

↓ ↓ ↓

【タクシー乗務前研修1日目】いよいよ乗務前の研修スタート!

 

 

気を取り直して勉強を再スタート

適性診断は受付を終えてから診断票を受け取るまで1時間半ほどで済んだので、午後からは水道橋のスクールに戻り東京の地理の勉強。

NASVAから貰った診断票はスクールに到着してすぐに教官に提出し、その後はY社にも共有されるので何か言われるかもしれませんが、まぁ仕方ないですよね。

 

診断結果が悪かったからといって「タクオさん、やっぱ不採用ね」となることもないようですし、あまり気にせず来週月曜の地理試験突破に集中しようと思います。

 

しかし、「安全運転への意識が低い」と診断されたことは、結構ショックだったなぁ(苦笑)

先日も同じことを書きましたが、お客さんだけでなく周囲にも優しい運転を心がけてまいります!

 

 

【追記】

3日目が終わって帰る際、スクールの目の前にある東京ドームの前を通ると、コンサート延期のお知らせがアナウンスされていました。

新型コロナウィルスの影響が各方面に広がっていて、なんだか日本を不安ばかりが包んでいますね。

 

タクシー業界も打撃を被っているようで、SNSでは平均営収(営業収入 = 売上)が下がり続けているという先輩ドライバーの投稿も見られました。

最近ではお客さんを降ろすたびに車内消毒を徹底しているタクシー会社もありますし、不特定多数の人と同乗する電車やバスよりタクシーのほうが明らかに幹線リスクが低いんですけどね。

せめて僕がデビューする4月中旬までには収束してほしいところです。

 

 

 

 

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