【転職活動5日目】S社の本社へ面接に行ってきました

 

こんにちは、タクオです。

 

一昨日、区の産業会館で面接した「第1志望」のS社。

水曜面接 → 木曜電話 → 金曜(今日)2次面接 と、スピーディー + 順調に進んでいます。

 

というわけで、今日はS社の本社(歩いて3分ほど)まで行ってきました。

一昨日はまあまあ感触が良かったので、今日も無事に乗り切れるといいんですが、果たして結果は如何に!?

 

 

静まり返った事務所

約束の13時を20分後に控え、セーターとジーンズという「作業着」からスーツに着替えます。

1次面接で提出した履歴書を面接官がコピーしていたので、今日は事前に用意するものはなし。

一昨日よりは余裕を持った状態で準備することができました。

 

天気も良かったので、清々しさと初々しさが入り混じったような曇りのない気持ちで自宅を出発。

「大丈夫、採用してもらえるでしょ」

そんなことを考えながら、たった3分の道程を歩いていきます。  

 

一昨日の1次面接のときもそうでしたが、この年齢になると緊張というものと縁遠くなります。

3分経ってS社に到着すると、営業で一般の企業におじゃまするときのように何の抵抗もなく事務所に入室できました。

 

タクオ
こんにちは、本日この後面接のお約束をいただいていますタクオと申します

 

入口の直ぐ側に座ってパソコンに向かっていた60歳くらいの女性に声をかけると、 「じゃあ2階の会議室にご案内しますね」 と、慣れた感じで僕を通してくれました。

タクシー業界は出入りの多い業界のようなので、面接に来る人も一年中いるのでしょう。

 

事務所にいたのは、僕を案内してくれた女性と、配車担当と思われる60代の男性の2人のみ。

運転手さんはみんな街に稼ぎに出ている時間なので、タクシー会社にすれば昼の事務所が静かなのは当然なんでしょうね。

 

静まり返った事務所の中を突き進み、奥の階段を昇って2階の会議室へ。

築40年は経っているであろう社屋はどこか懐かしい感じがして、これから面接があるということを忘れるくらい緊張感が湧いてきません。

(僕の神経が図太いだけかもしれませんが 笑)    

 

 

取締役登場

会議室に座って取締役の入室を待ちます。

 

研修で使うんでしょうか、室内には夜の銀座のタクシー乗り場や乗車のルールが記されたポスターが2枚ありました。

銀座で飲むことなどほとんどありませんが、銀座では自分の好きな場所でタクシーを拾えないとは聞いたことがあります。

 

「そっか、一人で営業しはじめたらこういうルールも覚えなきゃいけないのか」

 

ここで覚えてもすぐに忘れてしまうことはわかっていますが、数ヵ月後の僕に関わる内容なので、自分事としてそのポスターに見入ってしまいました。  

 

入室してから5分くらい経った頃でしょうか、階段を昇る足音が聞こえ、直後に一人の男性が入室しました。

 

S社 取締役
こんにちは、今日はわざわざありがとうございます

 

取締役でした。

年齢は60代後半といったところ。

お互いに社会人としての通り一遍の挨拶を済ませると、すぐに面接が始まりました。 

 

S社 取締役
一昨日はありがとうございました。
常務から話は聞いています。

 

一昨日産業会館で面接をしてくれたのは社長の息子さんで、S社の常務を勤めている方だったようです。

年齢的に近かったこともあり、常務とは良い感じでお話しができたので、取締役にも「悪い話」は伝わっていないはず。

そう考えると、尚のことリラックスできる感じがしました。

 

1次面接のようすは、こちらの記事をご覧ください。  

↓ ↓ ↓

【転職活動3日目】人生初のタクシー会社との面接

 

一昨日の履歴書のコピーを手にしながら、取締役が話しはじめました。

 

S社 取締役
タクオさんは現在会社をやっているとのことですが、ウチに入社したら会社はどうするつもりですか?

 

一昨日の常務からの質問と同じ内容です。

先方にとってはそれだけ重要なことなんでしょうね。

「会社の活動は続けて、売上が戻ったら再び専念しようと考えています」という “本音” は、さすがの僕でも言えないので(笑)、一昨日と同じように、

 

タクオ
休業か、場合によっては廃業も考えています

 

と、さわりのない言葉で返します。

これに対しては、一昨日面接してくれた常務と同じような反応でした。

 

しかし、その後は1次面接とは全く違う空気となっていきます。

 

S社 取締役
借入が2,000万円あると聞きましたが、これはどうするんですか?

 

こちらからすると「そんなこと、あなたたちには関係ないでしょ」というところなんですが(笑)、

 

タクオ
はい、返していくつもりでおります

 

と、やんわりと返答。  

 

すると、畳み掛けるように取締役が続けます。

 

S社 取締役
2,000万円というと、毎月の返済額はいくらくらいになるんですか?

 

「あぁ、なんで一昨日正直に借入のことを話しちゃったんだろう…」

多少の後悔を覚えながらも、「言ってしまったものはしょうがない」と開き直り、  

 

タクオ
25万円くらいです

 

と、またも正直に答える僕。  

 

そこからは、タクシー運転手として働きはじめた後のことを聞かれたのですが…    

 

 

会社側は「踏み倒されること」を心配している

S社 取締役
ウチの運転手の給料が、手取りで平均35万円くらいです。

そこから25万円を返していったら、タクオさん、生活できないでしょ?

 

そんなこと、僕がいちばんわかっていますよ(笑)

 

しかし、取締役と話していくと、先方は「踏み倒し」に懸念を抱いていることがわかりました。  

 

どういうことかと言うと、

・入社祝い金
・二種免許取得の費用
・入社後数ヵ月の給料保証

このようなタクシー会社に就職した際に貰える・補助してもらえるお金は、会社が従業員に 貸し付けている という形をとり、契約書にもそれを示す文言が記されているようなのです。

 

つまり、僕がもしS社に入社後「やっぱりダメだ、返せません」と自己破産をすると、社が僕に貸し付けたこれらのお金も回収できなくなる可能性があり、取締役はそのような「最悪の事態」を心配していたんですね。

「過去にそのような事例はなかった」とのことですが、もしすると同業他社でそのようなことがあったのかもしれません。

そうじゃなければ、ここまで深く追求してこないでしょうからね。

 

僕がこのような状況なので、取締役の本音としては、 「会社経営に失敗した過去は問題じゃないけど、入社するなら自己破産してからにしてね」 といったところなんでしょう。  

僕だって「キレイな体」になりたいですよ(笑)

けど、タクシー運転手になることではなく、(どんな形であれ)再起を果たすことがいちばんの目的なので、取締役が考える「最善の形」をとるつもりはありません!

 

 

取締役がさらに上役に相談することに

結局僕の現状を踏まえて、取締役が社長や他の取締役と改めて相談し合否を決めることに。

会社側の考えもわからなくはないので、このように判断されたことも仕方のないことですね。

数日のうちに電話で回答をもらえるようなので、S社からの連絡を待ち、どんな回答でも受け入れようと思います。

 

それにしても、面接をしてくれた取締役の役職は何だったのでしょう?

名刺を貰わなかったし、聞きそびれたので、入社できたときのお楽しみにしておきます(笑)    

 

 

 

 

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