年収800万円のタクシードライバー登場!【乗務4日目】

 

 

こんにちは、タクオです。

 

世の中はゴールデンウィークに入ったようですね。

と言っても、日本全国が「緊急事態状態」にある中では、連休の雰囲気など一切ありませんけどね(苦笑)

 

それでも東京のタクシーは走り続けます。

思いのほか稼ぐことができた昨日・今日の報告をご覧ください。

 

 

 

出庫前に「神」登場

今日もいつもと変わらず午前9時に出庫。

車両点検や点呼を終えて「出掛けの一服」をしに喫煙スペースに行くと、6、7人の先輩ドライバーが。

昨日27日は給料日ということで、先輩たちは給与明細を取りに来たようでした。

 

その中の1人に、ソネガワさんという50代の男性がいました。

その場にいた常務が言うには、なんでもソネガワさんは 昼日勤オンリーで毎月100万円以上の売上を叩き出している のだとか!

 

昼日勤は、朝から夕方までおよそ11時間乗務し、月22~24回の出番なので、1乗務あたり約5万円の営業収入(営収)をあげていることになります。

 

タクオ
ひ、昼の時間帯だけで5万円ですか!?

ソネガワさん、スゴいですね!

 

驚く新人ドライバーたちを前に、ソネガワさんは事も無げにサラッと言います。

 

ソネガワさん
そんなにむずかしいことじゃないよ

基本さえできれば、誰でも5万円は稼げると思うね

 

いやいや、ソネガワさん!

僕たち、ソネガワさんのほぼ倍の時間乗っていますが、今は5万円にも届かない状況ですよ(笑)

 

新人ドライバーたちは、ソネガワさんが大切にしている「基本」に興味津々。

朝の忙しい時間ですが、ソネガワさんへの質問タイムが始まりました。

 

ソネガワさんが意識していることは、


■お客さんを降ろした街で、次のお客さんを探す

→ ほとんどの乗務員が自分の得意な「ホーム」に戻りたがるが、それをしない

 

■売上に対して「1時間あたり◯円以上」という目標を持つ

→ ソネガワさんは「1時間5,000円以上の営収」を意識しているらしい

 

■時間あたりの売上を高めるために、「回数」を上げる ことに意識を向ける

→ 距離・運賃は乗務員がコントロールできないから、回数にこだわる

 

■「回数」を上げるために、降車から次の乗車までの 空き時間を10分以内に収める 努力をする

→ 降車地からいちばん近い乗客が多そうな街に直行し、そこをグルグル回る

 

■時間を有効に使うため、休憩は付け待ちしながら取る

→ 会社から「休憩はちゃんと取ってほしい」と言われているので、これはオフレコ(笑)

 

他にもありましたが、ソネガワさんは主にこの5つを意識してい仕事をしているとのこと。

 

改めて聞くと、たしかに「誰でもできる」ことばかりです。

こういった「基本」を徹底できるかどうかが、タクシードライバーで稼げるか・稼げないかに結びつくのかもしれませんね。

 

朝の忙しい時間でゆっくり話すことはできませんでしたが、とても良い話を聞けました。

おおらかな雰囲気でどこか牧歌的な空気さえ感じるY社でしたが、やっぱりどこにでも「プロ」はいるものですね!

 

 

 

早速真似してみると

実践で使える、為になる話を聞けた僕たちは、意気揚々と会社を出発します。

月曜ということもあってか、昨日は出庫して10分経たないうちに最初のお客様を乗せることができました♪

別の新人さんも僕の後ろでお客さんを乗せていて、みんな良いスタートが切れたようです。

 

そういえば、ソネガワさんはもう一つ重要なことを話していました。

 

ソネガワさん
新人くんたち、まさか 空車のときに右折 していないよね?

 

これはソネガワさんだけの秘訣ではないようですが、空車の際に右折レーンに入ることは、タクシードライバーとして「やってはいけない」ことだそうです。

方向転換の基本は、左折のみ。

 

上のイラストのように、特に大きな交差点で右折レーンに入ってしまうと、お客さんを拾える範囲が限られてしまうんですね。

右方向に行きたいときは左折を3回行って方向転換することで、常に道路の左側を走れるのでお客さんを乗せられる確率も上がる、というわけです。

(たしかにわざわざ右折レーンまで来て乗るお客さんはいないw)

 

小さなことに見えますが、お客さんが手を挙げやすい状況をキープするには欠かせないことですよね。

ということで、僕も昨日はできる限り右折をせず、左折だけで方向転換をするように心がけてみました。

その結果はどうだったのでしょうか!?

 

 

 

【乗務4日目の結果】

2020年4月27日(月) 曇→雨 18℃/11℃

  乗車地 降車地 乗車時間  降車時間  距離(km) 運賃(税込)
  【出庫】 9:28    
1 中央区日本橋人形町1 中央区勝どき1 9:35 9:45 3.1 ¥1,240
2 港区高輪3 千代田区九段北4 10:29 10:52 7.2 ¥2,980
3 千代田区麹町4 渋谷区道玄坂1 11:02 11:18 5.6 ¥2,340
4 渋谷区道玄坂2 渋谷区広尾1 11:23 11:33 2.9 ¥1,300
5 渋谷区道玄坂2 渋谷区東1 11:53 12:00 1.7 ¥740
6 渋谷区道玄坂2 目黒区青葉台4 12:11 12:15 1.0 ¥500
7 目黒区大橋1 渋谷区鉢山町 12:21 12:24 1.0 ¥500
8 渋谷区猿楽町 渋谷区猿楽町 12:26 12:29 0.7 ¥420
9 渋谷区南平台町 目黒区下目黒2 12:37 12:48 3.9 ¥1,540
10 港区白金台3 港区白金5 13:04 13:08 1.2 ¥500
11 渋谷区恵比寿1 品川区上大崎2 13:14 13:19 0.8 ¥420
12 世田谷区下馬1 中央区日本橋堀留町2 13:41 14:15 12.4 ¥5,140
13 江東区永代2 中央区日本橋2 14:51 14:57 1.8 ¥820
14 千代田区丸の内1
(東京駅八重洲口)
中央区築地6 16:00 16:12 2.7 ¥1,300
15 港区六本木6 港区北青山3 16:53 17:02 2.6 ¥1,140
16 港区北青山3 渋谷区神宮前2 17:04 17:09 0.8 ¥420
17 港区北青山2 港区南青山3 17:19 17:23 0.4 ¥420
18 渋谷区神宮前2 港区南青山4 17:30 17:39 2.0 ¥980
19 港区南青山5 港区高輪3 17:42 18:03 6.1 ¥2,660
20 港区高輪3 港区麻布十番2 18:07 18:15 2.6 ¥1,140
21 港区六本木5 港区六本木1 18:24 18:28 1.0 ¥500
22 港区赤坂5 世田谷区砧8 18:47 19:19 17.8 ¥6,500
23 渋谷区代々木2 新宿区新宿6 20:35 20:41 1.6 ¥740
24 新宿区歌舞伎町2 中野区中央2 20:51 21:01 2.9 ¥1,220
25 新宿区歌舞伎町1 港区赤坂9 21:12 21:26 4.7 ¥2,020
26 港区六本木7 港区南麻布1 21:46 21:49 0.5 ¥420
27 目黒区上目黒3 目黒区青葉台2 23:14 23:19 1.4 ¥660
28 渋谷区桜丘町 渋谷区猿楽町 23:27 23:30 0.9 ¥500
29 渋谷区猿楽町 渋谷区南平台町 23:31 23:36 0.6 ¥420
30 目黒区青葉台1 港区南麻布4 23:54 0:06 5.4 ¥2,420
31 新宿区歌舞伎町2 新宿区上落合3 0:53 1:05 3.6 ¥1,780
32 新宿区西新宿7 新宿区西新宿4 1:30 1:35 1.8 ¥900
33 新宿区西新宿4 新宿区西新宿1
(行先途中変更)
1:37 1:50 5.4 ¥2,660
34 新宿区歌舞伎町2 新宿区新宿6 2:02 2:06 1.0 ¥580
  【帰庫】 4:46    

青字は青タン(深夜2割増) 太字は高速
  乗車地に括弧がある場合は付け待ち

営業回数 34回
営収
 税込 47,820円
 税抜 43,470円
走行距離 262km
実車率 42.30%
運転時間 9時間07分
チップ 120円

 

昼過ぎから降り出した雨と、東京のタクシー台数が激減している = 供給台数が少ないこともあって、4日目にして記録を大きく更新できました!

「空車時は右折するな!」を実践したら、何組かのお客様を乗せることができたので、ソネガワさんのアドバイスは間違いありませんでした♪

 

10km以上の中距離を2本引けたことも大きかったと思います。

そうじゃなくても、これまで越えられなかった「20回のカベ」を越えて、34回乗せられたことは自信にもなりました。

「雨」と「供給不足」のおかげだとしても、カベを破れたことは素直にうれしいですね。

 

こういう経験をすると、仕事が楽しくなってきます!

 

 

 

【今日のひとこと】

タクシーの仕事は、詰め将棋である!


大先輩・ソネガワさんが朝話していた言葉です。

ソネガワさんはお客さんを乗せているときから、「◯◯駅でお客さんを降ろしたら、△△通りに行って、□□の交差点を左折して…」と、降車後の動きを考えながら運転しているとのこと。

ですので、空車になった後の動きに「迷い」がなく、すぐにお客さんを乗せられるのだとか。

 

ソネガワさん
僕は次の手、その次の手、そのまた次の手を考えながら運転しているから、まるで詰め将棋をやっているみたいだよね

 

新人ドライバーにすると簡単なことではないかもしれませんが、ソネガワさんと同じ意識を持ちながら仕事をすることはできるはず。

思いがけずに現れた「昼日勤の神」ソネガワさんには、これからもいろいろと教えてもらいたいですね。

 

ちなみに、昼日勤で毎日5万円の売上をあげられたら、年収800万円近く になるそうです。

 

5万円 × 22勤務 = 110万円(税込)→ 税抜で約100万円

 

Y社では、月の売上80万円以上の歩合率は64%なので、支給額は64万円。

それに12を掛けると、768万円

そこから税金や保険料を引かれるとしても、十分な数字ですよね!

 

ソネガワさん
5万円はあくまで最低ラインだから、実際はもうちょい稼いでいるよ

 

じゃあソネガワさんの年収は、800万円は固いのか!

 

他の先輩ドライバーのブログで「東京のタクドラは年収800万円もむずかしくない」という記事を度々目にすることがありましたが、自分の会社にもそれくらい稼いでいるドライバーが実在することを知ると、俄然ヤル気も湧いてきますよね(笑)

しかも、ウチみたいな中小のタクシー会社にも普通に年収800万円の人がいるというのがいいですね!

 

やっぱり、東京のタクシードライバーには可能性が溢れているようです♪

 

 

 

 

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