日常の乗務

タクシーがギリギリまでウィンカーを出さない理由【乗務39日目】

2020年8月1日

 

 

こんにちは、タクオです。

 

どんな職業にも、その仕事を続けることで身についていしまう「クセ」というものがあるのではないでしょうか?

そのクセが日常生活でも見られるようになると「職業病」と言われたりもしますが、職業病とまではいかなくても、知らず識らずのうちに仕事でついたクセが出てしまう人も多いでしょうね。

 

タクシードライバーにも、仕事で身についてしまった「クセ」がいくつか存在します。

その一つに、交差点で信号が青に変わるまでウィンカーを出さない というものがあります。

自分がタクシーに乗る前は「なんで発進の直前にウィンカーを出すんだろう?」と不思議に思っていましたが、少しでも多くお客さんを乗せるために必要な行為だったんですね。

 

今日は、タクシーが交差点での発進間際にウィンカーを出す理由について解説していきます。

 

 

交差点でよく見るウィンカーを出さないタクシー

赤信号になった交差点の第1車線(いちばん左側)で停まると、目の前には空車のタクシーが。

ウィンカーを出していないので「真っ直ぐ進むんだろうな」と思ったら、信号が青に変わる直前に左ウィンカーを出して左折。

 

「直進だと思ったから左車線に入ったのに!」

「左折は後ろが詰まるんだから、初めからウィンカー出しておけよ!」

 

こんな経験をしたことのあるドライバーは多いのではないでしょうか?

僕も自分がタクシーに乗る前は、「ギリギリまでウィンカーを出さない」というタクシーの習性を知っていたので、第一車線で信号待ちをしているタクシーの後ろには付かないようにしていました。

特に急いでいるときなど、第1車線から第2・第3車線のクルマを追い抜きたいときは気をつけていましたね。

(日本の道交法では左側からの追い抜きは禁止されています 笑)

 

一般のドライバーにとって時には迷惑にもなってしまう、タクシーの突然のウィンカー操作。

実際に乗務してみると、「なるほど、俺もそうするわ!」と、そうする理由に納得がいきました。

 

 

突然のウィンカーは「お客さんを乗せる確率を上げるため」

我々タクシードライバーにとって、空車タクシー群のいちばん先頭が「ポールポジション」です。

赤信号で切れた車群を一つの塊として、その中で自分がどの位置にいるかでお客さんを乗せられる確率が変わってくるからなんですね。

空車のタクシーが2、3台続けてやってきたら、先頭のタクシーのほうが当然お客さんを乗せやすい。

タクシードライバー以外の方でも、何となく想像できることかと思います。

ですので我々が街を流しているときは、「空車タクシーの群れの中で先頭になることに全神経を集中している」と言っても過言ではないくらいです。

 

それとウィンカーをギリギリまで出さないことにはどんな関係があるのか?

実は、信号待ちをしているときも、交差する道路を走行するタクシーや交差点内の人の動きを見張っていて、状況に合わせて「次の手」を決めているのです!

 

【CASE 1】赤信号の間にお客さんが現れたから

1つめのケースは、信号待ちの間にお客さんが現れた場合。

これはタクシー運転手以外の方でも、何となくわかっていただけるかと思います。

交差点の向こう側にお客さんが現れたら直進、左側に現れたら左折。

いちばん左の車線にいるということは、直進と左折の2つの選択肢があるので、ドライバーが「青信号になったら直進しよう」と考えていたら、交差点の左側にお客さんがいた場合は信号の変わりっぱなに左ウィンカーを出さざるを得ない状況になります。

 

また、片側1車線の道路の場合、交差点では直進・左折に加えて右折もできるので、青信号の直前にウィンカーを出す確率はさらに上がりますよね。

 

いずれの場合もお客さんが見つかると突然ウィンカーを出すのですが、交差点のどの角にお客さんが現れてもいいように 敢えてウィンカーを出さない というドライバーもいます。

例えば、第1車線で左ウィンカーを点けて信号待ちをしていると、交差点の向こう側に現れたお客さんが「あのタクシーは左折するのか。じゃあ他のタクシーを探そう」と自分のタクシーに手を挙げてくれない可能性があります。

そうならないように、左折しようと考えているときも敢えてウィンカーを出さないで信号待ちをして、「このタクシーはそちら側に行きますよ」とアピールするのです。

 

【CASE 2】他の空車タクシーがいない方向へ行きたいから

既述のとおり、我々タクシードライバーにとっては 空車タクシー群の先頭が絶好のポジション です。

2台目、3台目にいてもお客さんを乗せられないわけではないのですが、先頭に比べると確率は数段下がります。

 

ということは、信号待ちをしている間に他の空車タクシーが交差する道路から自車の進行方向へと進路変更した場合、ドライバーは直進と左折のどちらを選べば良いのでしょうか?

答えは自ずと決まりますよね。

 

タクシードライバーの多くは、赤信号で停まっている間も交差点周辺の人の動きだけでなく、他のタクシーの動向も観察してその後の「打ち手」を考えているんですね。

ですので、他の空車タクシーの動きによっては、青信号の直前にウィンカーを出す場合もあるのです。

 

ここで紹介したいずれのケースも「お客さんを乗せるため」に致し方なく行っているとはいえ、やっぱり一般のドライバーにすれば「ウィンカーは前もって出しておけよ!」と文句を言いたくなりますよね。

直進すると思った前のタクシーがいきなり左折すれば、直後の車両は直進したくても前のタクシーがつっかえて進めませんからね。

他のクルマの邪魔をしないように気をつけますので、一般ドライバーの皆さまにおかれましてはタクシーがギリギリまでウィンカーを出さない理由をご理解いただけるとありがたい限りです m(_ _)m

 

 

【乗務39日目の結果】

2020年7月31日(金) 曇 29℃/22℃

  乗車地 降車地 乗車時間  降車時間  距離(km) 運賃(税込)
  【出庫】
9:20
   
1 江東区白河2 江東区豊洲5 9:31 9:47 4.2 ¥1,860
2 江東区東雲1 江東区有明2 10:06 10:08 1.2 ¥500
3 江東区有明1 千代田区九段南3 10:14 10:36 8.3 ¥3,300
4 千代田区九段南2 港区北青山2 11:11 11:23 4.1 ¥1,700
5 港区南青山2 港区南麻布5 11:29 11:32 1.1 ¥500
6 渋谷区恵比寿南1 渋谷区松濤1 12:14 12:26 2.9 ¥1,380
7 渋谷区渋谷1 港区六本木7 12:39 12:51 3.0 ¥1,460
8 港区赤坂9 新宿区若松町 12:57 13:14 4.5 ¥2,020
9 新宿区新宿2 千代田区丸の内1 13:28 13:49 6.8 ¥2,820
10 江東区白河2 墨田区両国4 16:29 16:36 1.7 ¥820
11 中央区日本橋浜町2 中央区築地1 17:12 17:21 3.2 ¥1,380
12 中央区銀座6 港区芝浦4 17:41 17:57 4.2 ¥1,860
13 港区港南4 港区西麻布3 18:18 18:39 5.4 ¥2,500
14 港区西麻布4 港区六本木7 18:48 18:54 1.4 ¥740
15 港区南青山4 目黒区下目黒5 19:31 19:46 5.5 ¥2,180
16 目黒区中央町 大田区北千束2 19:48 19:58 2.7 ¥1,140
17 目黒区大岡山1 目黒区大岡山1
(目黒区自由が丘2 経由)
20:10 20:45 3.9 ¥2,820
18 目黒区中目黒3 目黒区上目黒2 21:06 21:08 0.7 ¥420
19 渋谷区恵比寿1 目黒区三田1 21:45 21:48 0.8 ¥420
20 渋谷区宇田川町 渋谷区神泉町 22:53 23:02 1.4 ¥900
21 港区北青山3 渋谷区千駄ヶ谷1 23:48 23:55 1.8 ¥980
22 千代田区神田駿河台2 千代田区神田神保町1 0:22 0:26 0.8 ¥500
23 千代田区神田駿河台2
(御茶ノ水駅 聖橋口)
文京区本郷1 0:42 0:49 1.8 ¥980
24 文京区本郷1 世田谷区松原2 0:50 1:19 11.9 ¥5,700
25 新宿区新宿2 新宿区新宿2 1:57 2:07 0.3 ¥820
26 新宿区新宿2 世田谷区北烏山 2:42 3:01 10.4 ¥4,660
27 杉並区下高井戸2 新宿区中落合2 3:16 3:37 9.3 ¥4,340
  【帰庫】 4:50    

青字は青タン(深夜2割増) 太字は高速
  乗車地に括弧がある場合は付け待ち

営業回数 27回
営収
 税込 48,700

 税抜 44,270円
走行距離 268km
実車率 38.95%
運転時間 10時間31分
チップ 120円

 

前回よりは仕事がしやすかったのですが、昨日が金曜だったことを考えるとまったく物足りない数字ですよね。

昼すぎまでは良い感じで稼げていたのに、14時以降に空車が続いたのがイタかったです。

 

それと、青タンに入ってから立て続けに3桁が重なったのもやるせなかったですね(苦笑)

22時台は渋谷をグルグルと回っていましたが、駅の周辺には空車が溢れ、街全体がタクシープールのような状態。

そこから抜け出そうと他のエリアへ出向いても、なぜか1,000¥にも満たない近距離ばかり…

日付が変わってから挽回できましたが、トータルで見ると昼の長い空車と夜の低単価ぶりが悔やまれる結果となりました。

 

次の乗務は8月3日の月曜。

ここ最近月曜は低調な上に、飲食店の営業時間短縮要請も再発令されるようなので、良い材料はありませんが地道にやっていくしかないですね。

んーん、厳しい状況が続きます。

 

 

 

 

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