こんにちは、タクオです。
おかげさまで、先日初乗務から丸3年を迎えました!
ありきたりな言葉になりますが、独り立ちした3年前の春の日が昨日のことのように感じられますね。
そんな「あっという間!」の3年間でしたが、改めて振り返るとタクシードライバーになる前となった後で、この仕事に対する「印象」や「考え方」が別のものになりました。
“外” から見ていたのと “中” に入って実際やってみた後では、本当に結構大きく変わりましたよ!
そこで、今日は僕のタクドラ生活3年間を踏まえた上で、この記事を読んでいるあなたに「タクシードライバーって実際はこんな感じですよ!」というのをお伝えしていきます!
タクシードライバーへの転職を検討している方にとって、多少は参考になる内容だと思いますよ!
目次
タクドラになる前の「タクドラ像」について
冒頭で「タクシードライバーの印象が大きく変わりましたよ!」と書きましたが、それでは僕がタクドラになる前に抱いていた「タクドラ像」とはどんなものだったのか?
以下にまとめてみました。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
3年前のタクオが抱いていたタクドラという職業に対するイメージ
● 他の職業・業界に比べて年収が百万単位で少ない
● 平均年齢が60歳前後。故に総じて仕事への意欲の低い乗務員が多い
● 客を探して一日中血眼になって走り詰めの過酷な毎日!
●(その逆で)駅や病院でスポーツ新聞を読みながら待機するのが仕事
● 客の半数以上は横柄でセンスの無い悪趣味な成金たち
●“フツーの客” も見下したような態度を取る人がほとんど
●(収入が不安定で)クルマや家のローンが組めない…
● タクドラの休日は「飲んで・打って・買って」なんぼじゃ!!
● 車内にポマードの臭いが染み付いているw
● けど、自分次第で大きく稼げる!
こんな感じでしたね(笑)
おそらく「世の中の多くの人が持っている印象と大きな相違がないのでは?」と思いますが、いかがでしょうか?
3年間の経験で見えた「タクドラのリアル」!
それでは、ここからは僕が3年間タクドラをやって見えてきた「タクドラの実際」を、包み隠すことなく詳らかにしていきましょう。
お客様のこと、仕事内容のこと、同業者・同僚のこと etc.
さまざまな側面から「タクドラのリアル」をまとめてみたので、どうぞご笑覧ください!
① お客様の99.9%は「良い人」or「無害」
タクドラになる前は、利用者の多くは 横柄でセンスの無い悪趣味な成金たち で、“フツーの客” も 我々を見下したような態度を取る人がほとんど だと思っていました。
しかし、これはまったく違いましたね。
むしろ、お客様のほとんどが「感じの良い人」か、あるいは我々ドライバーに対して特に何も思っていない「無害な人」でした!
下町で乗せるおじいちゃん・おばあちゃんたちはとても優しいし、都心で乗せるビジネスマンは僕たちのことなど気にも留めないほど忙しい人ばかり。
もちろん接客が極端に悪かったり道を間違えたら話は変わってくるのでしょうけど、タクドラを3年間やってみて「お客様の99.9%は『良い人』か『無害』だな」と思っています。
この点は、転職前に話を聞いた先輩・ハマダさんが言っているとおりでした。
ハマダさんの話の内容は、こちらの記事でご覧になれます。
↓ ↓ ↓
【転職活動2日目】求人サイト経由でタクシー会社へ面接を申込む
ただですねぇ……
「残りの0.1%」に “強烈なモンスター” が潜んでいて、そいつの破壊力がハンパなかったりするんですよね(苦笑)
僕もそんな “モンスター” に何度か遭遇しました。
僕の場合は「鈍感力」が優れているので(笑)、“モンスター客” に遭遇してもそれほど大きなダメージを受けませんでした。
しかし、社会経験が浅く経験値も少ない若者の中には、そんな “モンスターの一撃” でヤラれてしまう人も少なくないでしょう。
そのような「残念な形」でドライバーを辞める人がいなくなるよう、各々のタクシー会社にとどまらずタクシー業界全体で対策してほしいですよね。
「タクシー業界は『ドライバーの保護』に対してもっと真剣に取り組むべきでは?」と考えることが、タクドラを3年やった今だからこそ多々あります。
(それが最近のドライバー不足にも大きく繋がっているわけですしね!)
② 意外と仕事熱心な人が多い!
駅や病院で客待ちをしながら、スポーツ新聞や競馬新聞を読み、乗客が来たらイヤイヤ乗せる。
休みの日は、「飲む」か「打つ」か「買う」か。
政治や経済など世の中のことにはてんで興味が無く、話題の幅も狭いからコミュニケーションが取りづらい。
そんな 「レベルが高くない人」がほとんど だと思っていた、タクドラを始める前の僕(笑)
しかし!
それらは「とても失礼な先入観」でしかありませんでした。
僕の会社だけを見てもそう思います。
タクシードライバーになる前は大手・有名企業でバリバリ働いていた人
営業所で「いかに早く・安くお客様をお送りするか」のために裏道・抜け道を教え合っている人
「もっと売上を高めたい!」と先輩ドライバーにアドバイスを求める新人さん
そんなドライバーが結構いるんですよね。
それに、このブログやTwitterを介して知り合った他社のドライバーさんも、 仕事に真剣に向き合っている人ばかり!
今の時代にはちょっと古臭いのかもしれませんが、「職人」みたいなカッコ良さを持っている人が意外と多い。
これが東京のタクシードライバーでした。
もちろんカッコ良いドライバーばかりじゃなく、身だしなみに無頓着だったり、まともにコミュニケーションが取れなかったり、私生活が弛み切っていたり…
年齢・年代を問わず、そんな乗務員も一定数はいますよ(苦笑)
けど、そんな(程度の低い)人ばっかりじゃないことはお客様もよくわかっているので、こちらが丁寧に接客すれば丁寧に返してもらえます。
それに「自分自身がどうありたいか」をしっかり持ってさえいれば、周りに流されることもないのではないでしょうか?
そういった点を見るにつけ、「この業界はいろんな人を受け入れてくれる懐の深い所だな」と、3年経ったこの頃は強く感じています。
③ 想像以上にたくさんの利用者がいる
ビジネス街、住宅街、駅・空港、ホテル、病院。
「タクシーを使う人はいろんな場所にいるんだなぁ」というのが3つ目の感想です。
そして、「場所」が多種にわたるだけではなく、
「急いでいるから」
「電車に乗るのが面倒だから」
「車内で仕事をしたいから」
「体調が悪くて歩けないから」
「雨が降ってきたので傘代わりに」
と、「目的」もさまざまなんですよね。
僕自身が「利用者」としてタクシーに乗る機会は、年に1、2回ほど。
そんな「自分の基準」で考えていたので、毎日たくさんの方々がタクシーを利用していることに最初は少し驚きました。
今ではそういった「お客様の目的」が多少はわかるようになってきて、そのことが売上にも繋がってきたと感じています。
④ 無理して頑張らなくても “それなりに” 稼げる
他の職業・業界に比べて年収が百万単位で少なくて、一日中血眼になって走り回ることでやっと人並みの給料が貰える。
これがタクシードライバーという職業に対する一般的なイメージでしょう。
僕もタクドラになる前は、それに近いイメージを持っていました。
けど、少なくとも東京に関して言えば、決してそんなことはありませんよ!
コロナ禍が落ち着いた現在、東京では新人さんでも サボりさえしなければ 年収600万円以上は決して難しい数字ではない と、確信を持って言えます!!
2023年に入ってからはインバウンドも回復してきましたから、尚さらですね。
ちなみに、年収600万円ということは、月収50万円。
月収50万円を稼ぐには、(歩合率60%として)税抜で83万円の営収が必要。
隔勤(→20時間の乗務)で税抜83万円ということは、(月12出番乗るとして)1出番あたり税抜で約7万円。
7万円を(休憩3時間を除いた)17時間で割ると、1時間あたり約4,120円売り上げればOKです。
この数字は、現在の東京では決して「無理しなければできない数字」ではないですね!
そして、頑張ればもっと稼ぐことだってもちろんできます!
ただですね…
「何も考えずに走っていても誰でも稼げる」ような「甘い世界ではない」ことも、十分ご承知おきください!
東京でも「あまり稼いでいないドライバー」はたくさんいますよ!
ですので、「自分自身がいくら稼ぎたいのか」といった「目標」や「理想」を持つことが大切だとは思います。
⑤ 身体に不調・不具合を持っている人がたくさんいる
③で少し触れた「目的」に通ずる話ですが、体調などの理由でタクシーを利用する方が多い のも意外だったことの一つです。
病院からのお客様に体調が良くない方が多いのは、誰でも想像できるでしょう。
しかしそれ以外でも、道で普通に乗せたお客様が脚をケガしていたり、歩くのも辛いほど体調を崩していたり…
身体に何かしらの不調・不具合を抱えている人が思いの外多くいることを、タクシーの仕事を通して知りました。
また、パッと見は健康そうに見える方が障がい者手帳を持っていたり、カバンに「ヘルプマーク」を付けていることも多々あり、
「(体調に問題を抱えている人が多いことを)俺がただ知らなかっただけなんだな」
と痛感させられました。
僕は47年間大きな病気をしたことがないので、タクシーの仕事をしていなければずっとわからないままだったんでしょうね。
ちょっと反省させられました。
⑥ 若い人が結構利用する
先ほども話したように、僕がタクシーを利用するのは、年に1~2回だけ。
タクシードライバーになる前もなった後もそれくらいの頻度でしか利用したことがなかったので、当然ですが若い頃はもっと少なかったわけです。
20・30代の頃の僕は、「タクシー代が勿体ない!」ので「時間」や「労力」を厭わず、一駅分くらいの距離は平気で歩いてましたよ。
飲んで終電を逃したときでもタクシーを使うことは稀で、渋谷から江東区まで歩いて帰ったこともあるくらいですからね(笑)
そんな僕ですので、20代の若い人が1km足らずの短距離でタクシーを利用することは本当に理解できませんでした。
(「でした」ではなく、いま現在も「それくらい歩けよ!」と思うことがしばしば 笑)
若い人でもビジネスマンが急いでいたり、体調が優れなかったり、大きな荷物を持っていてタクシーを利用することはわかります。
しかし、そういった事情も無さそうな見るからに元気で健康そうな若者を数百mだけ乗せることもよくあり、その度に「500円が勿体なくないのかな?」と思うんですよね。
女性の場合はハイヒールを履いていて歩きづらいなどの理由もあるのでしょうけど、若い男性の短距離利用は未だに理解できないですね。
また、電車が走っている時間帯にまあまあの距離をタクシーで移動する若者も意外と多くいるんですよね。
「タクシー代が勿体ない」と考えていた若い頃の僕が、ただ単に「貧乏性」だっただけなのかもしれませんけどね(笑)
⑦ 思っていた以上に楽しい!
これは僕がブログやSNSでいつも言っていることになりますが、東京のタクシードライバーという仕事は、地上で最もおもしろいゲーム です!
まるで「魚釣り」のようなんですよね。
魚を釣る = お客様を乗せるために、釣り場を探ったり、エサを吟味したり、ルアーの種類を変えてみたり。
僕は釣りをやらないので上手く例えられないんですが、釣りや漁業、あるいは狩猟のように「ゲームみたいな仕事だよなぁ」と思っている毎日です。
そんな「ゲーム的な楽しさ」だけではなく、抜け道・裏道を駆使してお客様の飛行機や新幹線の時間に間に合うように走ったり、お客様の話し相手になって心を軽くしてあげたり。
そういった誰かの役に立てた「達成感」も、楽しさの一つと言えるでしょうね。
そして何より、僕的には 頑張れば頑張っただけ給料が増える ことがいちばんの楽しみ & やりがいですね♪
このように他の職種・業界ではなかなか味わえない「楽しさ」が多いのも、タクシードライバーという仕事の醍醐味だと思います。
【結論】タクドラは決して「悪い仕事」ではない!
本日はデビュー3周年を記念して(笑)「タクシードライバーの実際」を紹介しました。
思いつく限りは列記しましたが、書き終えた後で「もうちょっと何かありそうだよな」と、不十分な感じがしたんですよね。
伝えたいこと・知ってほしいことが、もうちょいあったと思うんだよなぁ…
とはいえ、ここで書いたことは実際に僕が感じたこと・体験したことなので、タクドラへの転職を考えている方にとって多少は参考になったんじゃないでしょうか?
今日の記事以外にも「もっと詳しく!」「これが知りたい!」という疑問・質問をお持ちの方もいると思うので、そんな方は 僕の公式LINE までご連絡ください。
乗務中ですぐに返信できないことも多いですが、必ずお答えしますよー♪
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