乗務前研修

【入社22・23日目】タクセンでの新規講習終了!

2020年4月3日

 

 

こんにちは、タクオです。

 

4日間のタクシーセンター(タクセン)での講習が終わりました。

当初聞いていた話の通り、総じて「時間つぶし」の色の濃い内容でしたが(笑)、すべての講義が退屈だったわけではありません。

担当する教官によっては、話がおもしろかったり実務に役立てそうな内容だったりで、勉強になる部分も多かったです。

 

中でも最終日の交通バリアフリー講習は、高齢の方や障がいのある方への接し方を知っているようで知らなかったので、これは勉強できてよかったです。

何より交通バリアフリーの講習に関しては、受講しないと『ジャパンタクシー』に乗ることができませんからね。

そういった意味でも重要な内容だったと思います。

 

 

 

3日目は午前で終了

小雨が続いた初日・2日目とは打って変わって、昨日・今日は気持ちのいい陽気となりました。

喫煙所のあるタクセン近くの公園も人通りが増え、花見や散歩を楽しむ人たちもたくさん見られました。

コロナウィルスの影響で、今年は賑わいのない春になってしまいましたが、やっぱりみんな春を心待ちにしていたんですよね。

 

3日目の昨日は、午後から地理試験があるということで、講習は午前のみ。

すでに地理試験、法令・安全・接遇の試験に合格している僕は、午後からはフリーの時間となりました。

 

49人の新規講習受講者のうち、試験に合格しているのは12人。

タクセンでの講習では、受講者の名前を呼ぶときに会社名も併せて呼ばれるのですが、合格している12人の会社名を聞くと全員が大手・準大手以外の中小タクシー会社の方ばかり。

新人ドライバーの研修が、スケジュール・内容ともに会社によってまったく違うということなんでしょうね。

中小の会社だからといって研修が充実していないということはないのでしょうし、逆に大手・準大手だからといって乗務前に十分な教育を受けられないこともあるかもしれません。

 

実際に、僕のアドバイザーで『東京四社』の1社に勤めるハマダさんは、

 

ハマダさん
うちの会社は地理試験の勉強を一切やりませんでしたし、研修期間もトータルで1ヵ月もありませんでしたよ

 

と話していました。

 

しっかりした研修を受けたからと言ってすぐに売上げを上げられるわけではないのでしょうけど、あまりに簡単な研修だとそれはそれで不安なまま乗務を始めることになりますよね。

ですので、これからタクシー運転手に転職しようとしている方は、スムーズに乗務員デビューするためにも面接で研修内容を確認してみるのも良いかもしれません。

 

 

 

最終日は交通バリアフリー講習

そんなわけで、昨日は少しゆっくりした一日を送ることができました。

リフレッシュして臨んだ新規講習の最終日は、朝から夕方まで「交通バリアフリー」に関する講習のみ。

 

 

この「交通バリアフリー」の講習は、2000(平成12)年に施行された「交通バリアフリー法」という法律に基づいて行われる内容で、2014年(平成26)年から新規講習に組み込まれるようになったカリキュラムです。

タクシー業界も、高齢者や障がい者も気軽に利用できる交通手段にするべく UD(ユニバーサルデザイン)タクシー の導入を進めているので、「交通バリアフリー」の講習が必須になったようです。

 

UDタクシーと言えば、都内では最近良く見かけるようになったトヨタの『ジャパンタクシー』が有名ですよね。

 

 

ワンボックス車とコンパクトカーを足して2で割ったようなフォルムの『ジャパンタクシー』。

天井が高くてシートのクッション性が良い = 乗り心地が良いだけでなく、車イスのまま乗車できるという特徴も『ジャパンタクシー』にはあります。

ですので、車イスのお客さんがいつでも乗車できるように、ほとんどのタクシー会社ではタクセンで研修を受けた人しか『ジャパンタクシー』に乗ることができないと聞きます。

(法律などで決められているわけではなさそうです。)

 

トヨタの『クラウン』、日産の『セドリック』といった、従来のセダンタイプのタクシーはすでに生産されていませんし、今後は『ジャパンタクシー』がタクシーの主流になってくるのでしょう。

東京は特にその流れが加速していて、法人・個人合わせて約4万台登録されているタクシー車両のうち、2019年の時点で8,330台が『ジャパンタクシー』とのこと。

たしかに、数年前は「なんだ? このタクシー!?」と物珍しさが勝っていた『ジャパンタクシー』も、今ではすっかり「タクシーの定番」になった感がありますよね。

 

僕の勤務先・Y社も半分近くが『ジャパンタクシー』ですので、今日の研修をしっかり修了しないと、乗務そのものにも支障が出てくるかもしれない。

そう考えると、昨日までの3日間より重要な講習に思えてきます。

 

 

 

座学だけではない交通バリアフリーの講習

タクセンでの新規講習は一日7時限あり、今日はその7時限すべてが「交通バリアフリー」の講習でした。

 

昨日までの2.5日間は「地理」「法令」「安全」「接遇」についてのカリキュラムで、すべての時間が教本に沿った座学のみでした。

今日も基本的には教本を使って勉強するのですが、座学は4時限だけ。

残りの3時限は、実際の車イスを使って取扱い方を学んだり、手足に重りをつけて肘や膝を固定するサポーターをつけることで半身不随に近い状態を疑似体験したり、実技の時間です。

 

車イスの取扱い方や障がいのある方の疑似体験は、タクシー運転手に限らずたくさんの人が受けたほうがいい講習だと思いました。

僕自身、周りにそういう方がいないので、乗務中だけではなく街で困っている障がい者や高齢者の方に会ったとき、どうしていいのかわからなかったんです。

けど、今日の講習を受けただけで「なんとなく」でも言葉がけや対応の仕方を学べたので、それだけでも意味のあるカリキュラムだったと思いましたからね。

4日間で唯一「これから役立てられそう」と思えた内容、それが今日の「交通バリアフリー」の講習でした。

 

視覚障がいを疑似体験中のタクオ(同僚のタガワくん撮影)

 

 

 

ジャパンタクシーを使った実習もありました

「交通バリアフリー」の講習では、『ジャパンタクシー』の実車を使って、車イスの乗車方法を実践することもできました。

 

実は僕、これだけ東京に『ジャパンタクシー』が増えたというのに、客としても乗ったことがなかったんです。

(『ジャパンタクシー』が増えた頃には、タクシーに乗れない経済状況になっていましたもので 笑笑)

ですので、実車を使った講習では、車イスの乗車方法よりも 運転席の感じや後部座席の乗り心地 のほうが気になっていて、それを実際に確かめられたことのほうが嬉しかったです(笑)

 

後部座席は、『ジャパンタクシー』に乗ったことのある人から聞いていた「セダン型より数段良い」という感想が間違いじゃないと確認できました。

座面のクッション性が良いので、「包み込まれている」感じがするんですよね。

天井も高いので、「開放感」も従来のタクシーとは比べ物になりません。

 

運転席も、後部座席と同じふんわりとした座面・背もたれです。

それに加えて、足元のスペースが広く、車内全体の空間も大きくとられているので、セダン型のように座席の位置を気にする必要も少ないんですよね!

現任のドライバーさんも「『ジャパンタクシー』になってから疲れが軽減した」と話す人が多いようです。

 

『ジャパンタクシー』の運転席は、写真で見るよりも広い印象です(特に足元が広い!)

 

 

肝心の車イスの乗車方法は、一回の講義では覚えきれないと思います(笑)

シートを倒す、スロープを取り出す・設置する、車イスをしっかり固定する etc. …

手順が多いだけでなく、それぞれに注意点もあるので、何度も練習しないと完璧にできるようにはならないんじゃないでしょうか。

(タクセンの教官も「会社に戻ってから何度も練習してください」と話していました。)

 

 

 

4日間の新規講習が終了!

こんな感じで、最終日の今日は他社のドライバーさんと話す機会も多く、和気あいあいとした雰囲気で一日を終えることができました。

これで4日間のタクセンでの新規講習はすべて終了。

前もって聞いていた話では「退屈で仕方ない」ということでしたが、それほどでもなかったですね。

実務で使えそうな内容は少なかったですが(笑)、苦痛も感じず終えることができたということで、良しとしましょう!

 

新規講習がすべて終わると、あとは運転者証を受け取るだけです。

地理試験や法令試験に受かっていない人は再試験を受けなければいけませんが、すでに受かっている僕たちは帰り際に運転者証をもらうことができます。

 

3,770円の収入証書を買い、窓口で手続きを済ませると、

 

 

運転者証を無事に受け取ることができました!

これで乗務デビューに必要な「2つのカード」が揃ったことになります。

二種免許のときと同じように、やっぱり嬉しいものですね。

 

新任研修も、残すは無線グループでの研修と社内研修のみとなりました。

ドライバーデビューも目の前に見えてきましたね。

今のところ、「緊張感」より「楽しみ」のほうが大きいので、この気持のまま残り4日間もこなしていこうと思います。

 

 

 

 

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