乗務前研修

【入社24日目】無線グループ本部の新任研修だったんですが…

 

 

こんにちは、タクオです。

 

二種免許取得、地理試験合格、タクセンでの講習修了と、順調に進んでいる僕の乗務員デビューへの道。

残るは、Y社が所属する無線グループ本部の研修と、Y社での社内研修のみとなりました。

 

そのうち今日と明日は、無線グループ本部が行う研修です。

ドライバー養成スクールやタクセンで基本的なことはあらかた教わったと思うのですが(笑)、無線グループでの研修ではより実践的な内容を学ぶようです。

 

 

 

研修会場は「自動車会館」

無線グループ本部の新任研修は、市ヶ谷駅近くの「自動車会館」が会場です。

山手線やモノレールが走る浜松町駅エリアにも「日本自動車会館」という建物がありますが、そちらとはまったく関係のない建物です。

こちらの「自動車会館」はオフィスビルのような感じで、タクシーやハイヤーに関連する団体が多く入居しています(「日本自動車会館」は、自動車メーカーが主体となっているビルです)。

 

そのため、タクシーに関連する研修がよく行われるようで、Y社が所属する無線グループの研修も、ここ「自動車会館」が定番になっているようでした。

 

日本交通の創業者・川鍋秋蔵さん

 

入口の脇には、都内タクシー最大手・日本交通さんの創業者である川鍋秋蔵さん(現社長・川鍋一朗さんの祖父)の胸像があり、「自動車会館」がタクシーと関係があることが窺い知れました。

 

このようにタクシーと縁が深い「自動車会館」ですが、別の形で覚えた新人ドライバーさんも多いのではないでしょうか?

そうです、地理試験で出題されることがある んですね。

一般の方にはほぼ馴染みのない「自動車会館」は、東京のタクシー運転手にはいろんな形で関わりがある建物と言えそうです。

 

 

 

法的な強制力はないけど大切な研修

建物の中に入ると、「チェッカー新任乗務員研修」と書かれたスタンドが僕たちを迎えていました。

2階の小会議室が今日の研修会場のようです。

 

Y社が所属する「チェッカー無線グループ」は、50社のタクシー会社が加盟する共同営業グループで、都内では「東京無線グループ」と双璧を成す無線グループです。

一つの会社が所有する車両台数は多くありませんが、グループ全体で合計すると3,500台を超え、大手のkmタクシーさん(約3,500台)にも迫る規模になるんですね。

ですので、今日の研修もそれなりの人数で行われるのかと思ったら、

 

コロナ対策で各席が離れるように設置されていました

 

それほどでもありませんでした(笑)

受講者は16人で、そのうち僕のような「まったくの新人ドライバー」は8人。

スクールやタクセンでの研修には何十人という新人さんが集まっていたので、少なく感じるだけなのかもしれませんね。

 

無線グループの研修では、タクシーチケットの取扱い方、接客や法令についての知識、無線の操作方法などを学ぶことになっています。

タクセンでの新規講習は法律に基づいたもので、東京でタクシー運転手をやるためには受講することが「義務」なのですが、無線グループの新任研修には法的な強制力はありません。

ですので、今日・明日の研修を受講しなくても乗務を始めることはできるんです。

 

 

タクセンでの新規講習のようすは、こちらの記事でご覧いただけます。

↓ ↓ ↓

【入社20・21日目】4日間のタクシーセンターでの新規講習

 

 

しかし、今回の研修は、これから売上げを上げるために結構大きな意味があります。

なぜなら、研修を受けた証明になる「修了証」が無いドライバーは、 無線配車を受けられない から。

実際に無線配車がどれくらい入るのかはわかりませんが、無線のお客さんが多ければそれだけ「取りこぼし」を減らせることになるので、その点を考えると「大事な研修」と言えそうです。

 

 

 

「お客さん」だとクレームが来る!?

 

16人の受講者と2人の講師が揃ったところで、早速研修がスタート。

 

無線グループの研修も、タクセンでの新規講習と同様にあらかじめ時間割が決められています。

予定通り、無線グループの歴史や営業方法についての講義から始まりました。

 

コロナウィルスの感染予防ということで、研修は部屋の窓を全開にして行うとのこと。

暖かい東京の4月とはいえ、陽の当たらない場所では気温がまったく上がりません。

絶妙な寒さに震えながら1時間目の講義を終えると、受講生から「寒い! 集中できない!」という声があがり、さすがに2時間目からは暖房を入れてもらえました(笑)

 

午前中は、タクシーチケットや各自治体の福祉タクシー券の取扱い方、タクセンや無線グループによる乗務員評価のことなど、この1ヵ月間受けた研修の中ではいちばん実務的な内容でしたね。

具体的な失敗や苦情の例も聞けたので、「自分ならこうする」といったイメージもしやすかったです。

 

いちばん印象に残ったのは、乗客に話しかける際は 必ず「お客様」と言わなければならない ということ。

「お客さん」だと「丁寧じゃない!」とクレームが来るんですって!

僕が乗客ならまったく気にしないんですけどね(笑)

 

世の中の流れだから仕方ないとは思いますが、タクシー運転手にも「温かさ」より「画一性」が求められる時代のようです(苦笑)

 

 

 

午後の研修が始まると思ったら

 

昼休みは、同期・同僚のタガワくんと自動車会館近くのカレー屋さんへ。

市ヶ谷はオフィス街なので普段なら昼休みはお客さんで溢れているのでしょうけど、コロナウィルスの影響で「リモートワーク」をしている人も多いんでしょうね。

席数の3分の1ほどしかお客さんがいなかったので、ゆったりと昼食を摂れました。

 

食後は研修室へ戻り、タガワくんと話をしながら午後の研修が始まるのを待っていました。

そこへ、時間より早く講師の方が入室してきました。

「あれ? もう始まるのかな?」と思ったら、講師の方から思ってもみない一言が。

 

無線グループの講師
緊急事態宣言が発令されるということで、午後からの講義は後日改めて行います

 

おぉぉぉ、マジか…

今日の朝もなんとなく「研修が延期になるんじゃないかな?」って予感はしていたんですが…

「現実」として突きつけられると、思った以上に動揺するものですね。

 

そんなわけで、無線グループの研修は3分の2を残して中断されることになりました。

残りのカリキュラムは、コロナ騒動が落ち着いた後に改めて実施されるとのこと。

ということで、しばらくは無線による配車が受けられないまま乗務することになります。

 

まぁ、無線の仕事が無くてもどうにかなるでしょ♪

そうじゃなくても、先輩方のブログやSNSを読んでいると「どうにもできない」状況のようなので、これからしばらくは会社が設けてくれている給与保障を活用しながら、通常モードに戻ったときに稼げるよう、「知識」や「知恵」を蓄えていこうと思います。

 

 

 

思いがけずにできた時間を使って

そういうわけで、予定していた無線グループの研修は途中で終わってしまいました。

今日の半日と明日の丸一日は、思いがけない時間ができてしまいましたね。

 

ムシロが巻かれているのが桜の標準木

 

というわけで、帰りは市ヶ谷からほど近い靖国神社に寄って、桜の様子を見てきました。

 

今年の桜は長持ちしているようですね!

先月14日に開花宣言が出されて3週間経ちましたが、まだ花見ができるくらいの花びらが残っていましたよ。

こんな状況なので、桜を見に来ている人はほとんどいませんでしたが…

 

 

「コロナショック」が本格化する前に転職できた僕は、本当に良いタイミングでタクシー運転手になれたと思います。

無線グループの研修は途中で終わったけど、東京のタクシー運転手に欠かせない「2つのカード」は手に入れられたんですから。

もし「緊急事態宣言」がもっと早く発令されていたら、乗務に必要な「二種免許」も「運転者証」も、どちらも or どちらかを取得できなかったかもしれないわけですからね。

そうなるとY社が採用を取り消すことも考えられるし、さらにそうなると、借金2,000万円を抱えた僕は本当に埒が明かなくなっていたと思うんです。

 

しばらくは無線配車の仕事はできませんが、与えられた条件の中で、自分ができる限りのことをしていこうと思います。

 

いやぁ!

それにしても本当にラッキーだわ、オレ!

 

 

 

 

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