タクシーのオアシス　駐車し放題の「あの場所」【乗務18日目】

こんにちは、タクオです。

都内には「ゆっくり休憩できる場所」ということで、タクシーがたくさん停まっているスポットがいくつかあります。

中でも最も多くのタクシーが集まるのが、青山墓地横の「青山公園タクシー調整待機所」。

「駐車し放題」ということで、路上の両側には朝昼晩と時間を問わず常に数十台のタクシーがタムロしています。

僕も休憩場所に迷ったときは、ここに直行しています。

場所も時間も困るタクシーの休憩

「隔日勤務」と言われる勤務形態の場合、ドライバーは 必ず3時間以上の休憩 を取らなければなりません。

僕の勤務形態も「隔日勤務」ですが、自分がタクシーに乗ってみて感じたのは、休憩の「場所」と「タイミング」に意外と困るということ。

「3時間以上休めばいいだけでしょ？」と軽く考えていましたが、思った以上に悩ませてくれます(笑)

「場所」に関して言えば、路上駐車は気軽にできませんし、かと言って都内には駐車場のあるコンビニや飲食店はそれほど多くない。

「タイミング」も、人が動く時間帯は流していたいし、お客さんが繋がっているときは「流れ」を手離したくないから走り続けたい。

その上で、最低3時間の休憩を “消化” しながら営業収入（営収）も確保しなければいけないわけですから、これは結構頭を使いますよね。

「タイミング」に関しては、最近は「付け待ち」を取り入れるようにしたので、少しラクになりました。

「付け待ち」をするようになった経緯は、こちらの記事でご覧いただけます。

↓　↓　↓

駅での「付け待ち」も取り入れてみました【乗務10日目】

「場所」に関しては、未だに迷うことが多いです。

僕の理想の休憩場所は、トイレがあって、タバコが吸えて、気兼ねなくクルマを停められるところ。

その上で、休憩後すぐにお客さんが見つけられる場所だと「文句なし！」です。

そんな条件の揃った休憩場所はなかなか無いので、困ったときは「あの場所」へ直行します。

東京の「タクシーのオアシス」

六本木通りと外苑西通りが交わる西麻布交差点の北、青山墓地と青山公園の間に「青山公園タクシー調整待機所」と呼ばれる場所があります。

道路上にあるので、「場所」と言うよりは「路上」です。

「外苑東通りと外苑西通りを結ぶ道路」と言うと、「あぁ、あそこのことね」とピンとくる方も多いかもしれませんね。

港区道1106号線の一部にある「青山公園タクシー調整待機所」は、約140mにわたって タクシーに限り駐車違反に問われない という、23区内でも珍しいスポットです。

画像のように、タクシーは駐車禁止の対象外であることが標識ではっきりと示されているので、心置きなくクルマを停められるんですね♪

タクシーが “優遇” されている道路は、都内でもここだけではないでしょうか？

「Google Earth」と「Google MAP」の画像より

「青山調整待機所」はロケーションもとても良く、六本木、赤坂、青山、西麻布といった街に近いので、休憩後すぐにお客さんを乗せられることもよくあります。

道路沿いにある青山公園にはトイレもあるので、体調が優れない日も安心して休むことができます。

夜になってもたくさんのタクシーが停まっている「青山調整待機所」。

休憩で停まっているタクシーもありますが、21時を過ぎると近くにある テレビ朝日の待機場 として機能しているようです。

帝都自動車さんと東京無線さん、それから国際自動車（km）さんだったでしょうか？

夜の青山墓地には、交替でテレビ朝日からの仕事を請け負うタクシー会社の車両が集まっているので、「ロング」の仕事も結構出るのかもしれませんね。

休憩スポットとして言うことなしの「青山調整待機所」ですが、一つだけ難点があります。

それは、公道上なのでタバコが吸えないこと。

この点に関しては、「タバコを止めればいいだけだよ」という声も聞こえてきそうなので、これ以上は望みません(笑)

24時間365日、東京のタクシーが絶えず停まっているこの場所は、言ってみれば「東京のタクシーのオアシス」といった感じなんでしょうね。

都内のタクシー乗務員のみなさんはご存じだと思いますが、乗務員ではないタクシー好きの方にもぜひ一度訪れてもらいたいスポットです♪

【追記】

ストウ課長に聞いたところ、以前青山調整待機所の近くにはタクシー向けの無線基地局があったとのこと。

そこで、無線が入りやすい青山公園近くにタクシーが集まるようになったことから、タクシーセンターが東京都と公安委員会にお願いしてこの付近がタクシーに限り駐禁除外になったそうです。

【乗務18日目の結果】

2020年6月8日(水)　晴/曇 28℃/20℃

※ 青字は青タン（深夜2割増） 太字は高速
　 乗車地に括弧がある場合は付け待ち

営業回数 34回
営収
 税込 50,820円
 税抜 46,200円
走行距離 274km
実車率 41.12%
運転時間 10時間33分
チップ 80円

青タン前まではまたしても低単価が続き、25回で税込2.85万円という「消化不良」な感じでしたが、最終的にはどうにか税込5万円を超えることができました。

けど、「税込」ではなく「税抜」で常に5万円を超えていないと、給与保証以上の給料を稼ぐことはできないんですよね。

デビュー当初よりは安定して稼げるようになったとはいえ、そのことを考えると「満足できる結果」ではなくなってきましたね。

ん～ん、何とももどかしい！

 

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