【教習所3・4日目】二種免許の合格率は意外と低いかもしれない

 

こんにちは、タクオです。

 

タクシー乗務員になるための必須資格・第二種運転免許。

教習は、卒検(卒業検定)を含め7日間で集中して行われます。

 

今日で4日目が終わったので、二種免許取得への道も折返し点を過ぎたことになりますね。

改めて前半戦を振り返ると、実に濃密な4日間でした。

 

 

学科も技能も基本的には普通免許と同じ

3月10日から、学科17時間、技能12時間の教習を受けたこの4日間。

内容は、ほとんどが普通免許と同じで、二種免許特有の教習は、学科・技能とも1時間だけでした。

 

 

教習初日と2日目のようすは、こちらの記事でご覧いただけます。

↓ ↓ ↓

 

学科については『第二種運転免許の意義』の授業以外は、普通免許を取ったときの内容を再確認するといった意味合いが強い印象です。

教習の合間に「学科練習」という学科試験の練習問題を解く時間があるのですが、そこで出題される問題も、普通免許と共通する内容が8割、二種免許に関する内容が2割といった感じですので、「二種免許だから難しい」といったことはありません。

 

技能に関しても、S字クランク、クランク、車庫入れ、縦列駐車など、初日の教習でやった「鋭角コースの通過」以外は普通免許とほぼ同じです。

鋭角コース以外にも、後部座席ドアの中心を目標物に合わせて停めるという練習を行いますが、これも慣れればむずかしくはありません。

 

それに加えて、教官によっては乗客が揺れ・衝撃を感じないハンドルの捌き方やブレーキングを教えてくれますが、二種免許のカリキュラムとして定められているわけではないので、必修というわけではありません。

僕に急カーブでも乗客が揺れを感じないハンドルの切り方を教えてくれた教官は、「教習所のカリキュラムだけでは実践的な教習にならないから」と、実際の乗務で使えるテクニックを積極的に教えているとのことで、そういった内容は本当にありがたかったですね。

 

このような感じで、クルマの運転に慣れている方は、特に技能の教習で苦労することはないと思われます。

問題は、学科のほうでしょう。

 

 

二種免許の合格率は30%?

長年の運転で付いてしまった「クセ」を矯正し、安全運転についての知識を再確認する。

それが二種免許教習の目的と言えるかもしれません。

 

これだけを聞くと「なんだ、大してむずかしくもなさそうだな」と思う方がほとんどだと思うのですが、教習中に気になることを耳にしました。

3日目の昨日、午後一番の学科を担当した教官がふと発した一言です。

 

その教官が2ヵ月ほど前に仕事で都内の免許センターに行ったそうなんですが、そこで二種免許の学科試験の受験者数などもチェックしてらしいのです。

教官が見たその日は、12~13人が二種免許の学科試験を受けに来ていたとのこと。

学科試験は午前中に行われ、それに合格した人だけが午後の免許交付を受けられるため、午前の受験者数と午後まで残った人数を比べると合格率が出るわけですよね。

 

それで、12~13人の受験者数に対して、午後まで残っていた人は何人だっと思いますか?

 

なんと、 4人 しかいなかったそうです。

12人が受験したとして、3人に1人しか合格していなかった ということです。

 

その日がたまたまそうだっただけなのかもしれませんが、合格率33%というと、22%~29%くらいで推移している司法試験の合格率と大差がない数字になります。

司法試験と違って、二種免許の試験は年に何回でも受験できますが、それでもこの数字を見て「結構むずかしくない!?」と思う方が多いのではないでしょうか。

 

この話を聞いて、僕も改めて気が引き締まりました。

会社によって違うと思いますが、先日受験した地理試験も、タクシードライバーのマストアイテムである二種免許も、「2回までは会社が受験料を負担しますよ」と決められていることが多いですし、試験をパスするまでに時間がかかれば、その分乗務開始の予定日も伸びるわけですからね。

 

これはちょっと気合いを入れる必要がありそう…

家に帰ってからも勉強しなきゃです(苦笑)

 

 

100点満点で90点以上が合格

二種免許の学科試験は、100点満点中90点以上取れれば合格です。

これは普通免許もいっしょですね。

 

試験問題は普通免許と同じで 「引っかけ問題」が多いです(苦笑)

細かい言葉の言い回しやシチュエーションの設定によって、法令が適用される・されないが変わってきて、それに見事に引っかかってしまう…

この4日間で5時間「学科練習」の時間がありましたが、僕が点数を落としているのは「引っかけ問題」がほとんどでした。

(あとはケアレスミスも多数 笑)

 

しかし、問題を何回もこなしていくと、自分自身が何に関する法令が苦手なのかや、どんな思い込みをしているのかが把握できるようになります。

 

僕の場合は、例えば、

●路側帯と駐車方法

●安全地帯や横断歩道の安全な通行方法

これらに関する問題で点数をよく落としていました。

 

このうち、路側帯と駐車方法に関しては、そもそも路側帯に種類があることをまったく理解していませんでした(苦笑)

 

 

これに、

「路側帯や歩道のない道路では左側端に駐車する」

「車の右側の道路上に3.5m以上の余地がない場合は駐車できない」

などの条件が加わるので、僕にとってはここで点数を取れるかどうかが大きなポイントになりそうです。

 

安全地帯に関しても、

●乗客の乗降がなければ、一時停止や徐行の必要はない

乗客の乗降がなくても、安全地帯の左側と前後10mは駐停車禁止

など、東京には1ヵ所もないとはいえ、頭を悩ませてくれる項目です。

 

これらに関する問題では、例えば、

●実線と破線が引かれた路側帯では、左側に0.75m以上の余地をあけて車を路側帯に入れて駐車する
→ ×

●タクシーを運転中、歩行者が手をあげたので安全地帯の左側に停めて乗車させた
→ ×

といった「引っ掛け問題」が出たりします。

 

路側帯や安全地帯以外にも「引っ掛け問題」はあり、問題の文言や設定がややこしいものは全95問中15問前後はある印象です。

練習を重ねるごとに点数は上がってきていますが、まだまだ安心できるレベルではありません。

「一発」で二種免許が取れるかどうか、現状は本当に余談を許さぬ状況です。

なにせ合格率33%ですからね(苦笑)

 

教習は卒検を含めて残り3日、予定通りにいけば免許センターでの学科試験は5日後です。

残された時間も少ないので、地理試験以上に自宅での勉強にも時間を費やします!

 

 

 

 

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