【達成】タクシーデビューから15ヵ月目 念願のミリオン(売上100万円)超え!

 

こんにちは、タクオです。

 

ついに! ついに!

単月で営収(売上)100万円を稼ぐことができました!!

 

コロナ禍の真っ只中という不安しかないデビューだった僕のタクドラ人生でしたが、おかげさまで一つの「大きなカベ」を超えられました。

やっぱり素直に嬉しいですし、達成感がありますね。

 

今日はデビューからの15ヵ月間を改めて振り返り、営収100万を達成できた要因を自分なりに分析してみようと思います。

 

 

デビュー ~ 3ヵ月目

緊急事態宣言下の銀座四丁目交差点
(2020年4月12日(日) 11時41分撮影)

月度 乗務回数 営業収入
税込 税抜
2020年5月度
(4月19日~5月18日)
9 ¥ 339,240
(¥ 37,693)
¥ 308,400
(¥ 34,267)
2020年6月度
(5月19日~6月18日)
12 ¥ 560,560
(¥ 46,713)
¥ 509,100
(¥ 42,425)
2020年7月度
(6月19日~7月18日)
12 ¥ 609,150
(¥ 50,762)
¥ 554,080
(¥ 46,173)

 

無線グループの研修を受けている最中に発令された1回目の緊急事態宣言。

全国47都道府県を対象に4月7日から1ヵ月間の予定(最終的には延長されて5月25日まで)だったので、この時点で宣言下でのデビューが決定…

デビュー前の添乗研修では先輩ドライバーが「お客さんがいない」と言っていたので、まったくのド新人である僕が尚のこと苦労するのは覚悟していました。

 

そんな希望を持てない中でのスタートとなった僕のタクドラ生活ですが、初めてのお客様のことは今でもはっきり憶えています。

初乗務の朝、運管(運行管理者)さんに「いってらっしゃ~い」と見送られ走り出した直後にお乗せした若い男性。

大きめのプラスチックケースを後ろのラゲージルームに2つ載せ、丸の内のオフィスビルまで送り届けたこの運行が、僕の記念すべきデビュー走行となりました。

最初は運行管理の責任者・ストウ課長に営業エリアを指定されていたため、このお客様を降ろした後は丸の内から第一京浜に出て目黒区方面へ。

(今はこんなムダな動き方はしないですね 笑)

右目で先行車を、左目で歩道を見るような感じで、目黒通りや駒沢通りを流しましたが、最大20時間乗務できる隔勤なのに初日の結果は 18組・税込2.0万円 と、惨憺さんたんたる結果で終わりました。

 

デビューからしばらくは課長に言われるがまま目黒区・渋谷区の東急東横線沿線をメインで営業していましたが、緊急事態宣言で人出が減った影響もあって、1ヵ月目の平均営収は税込3.7万円。

そもそもがお客さんの見つけ方や乗車機会が増える流し方をわかっていなかったので、緊急事態宣言だけが原因とも言えなさそうですが(苦笑)

 

しかし、ある朝たまたま 会社のトップドライバーさんの話を聞く機会があり、そのことが自分なりの営業方法を作り上げる一つのきっかけになりました。

 

ウチのトップドライバー・ソネガワさんに教えてもらったことはこんな内容 ↓

年収800万円のタクシードライバー登場!【乗務4日目】

 

僕がお世話になっているY社では緊急事態宣言発令からの半年間、「先輩」にあたる現任ドライバー全員が補償付きの休業措置を受けていたので、先輩から直接アドバイスを貰えたのはこの1回きり。

あとは給与保証の対象である同時期に入社した約10名の乗務員が走っているだけだったので、半年間はまさに「暗中模索状態」だったと言えます。

 

とはいえ、デビューから1ヵ月後の5月26日には緊急事態宣言が解除され、人出が増えたこともあって営収は徐々にアップ。

3ヵ月目は初月より1万円以上多い税込5.0万円/日まで上がりました。

しかし、この間は人が居そうな通りを闇雲に流すだけだったので、実車率が30~40% とかなり効率の悪い営業をしていたと(今になって)思います。

 

デビューから3ヵ月目まで意識していたことは、

●何よりも回数をこなすようにする。

●空車時間を短くする努力をする。

この2点でした。

 

 

4ヵ月目 ~ 6ヵ月目

未稼働の車両が半年もの間車庫を埋め尽くしていました

月度 乗務回数 営業収入
税込 税抜
2020年8月度
(7月19日~8月18日)
12 ¥ 606,790
(¥ 50,566)
¥ 551,630
(¥ 45,969)
2020年9月度
(8月19日~9月18日)
12 ¥ 670,920
(¥ 55,910)
¥ 609,950
(¥ 50,829)
2020年10月度
(9月19日~10月18日)
12 ¥ 705,040
(¥ 58,753)
¥ 640,910
(¥ 53,409)

 

9月から10月にかけて、都内の人出はコロナ禍の中では最も多かったのではないでしょうか。

緊急事態宣言が終わり、さらには7月下旬から『GoToキャンペーン』が始まったこともあって、4ヵ月目から6ヵ月目は都内の人出が増えていることを実感しながら街を走っていました。

 

上の図のとおり、人出の増加と連動して2020年9月・10月は都内タクシーの売上も回復基調にあったようですね。

僕自身の営収も、5ヵ月目(9月度)、6ヵ月目(10月度)は、わずかではありますが上がっています。

 

仕事のしかたはというと、3ヵ月目までと比べても大きな進化・成長がなかったように記憶しています(苦笑)

できるだけ人の居そうな道路や交差点を通過し、できるだけ多くの乗車機会を作る。

この基本は今も変わっていませんが、この頃はまだ「闇雲」とか「ガムシャラ」といった感じで走りまくっていたように思います。

 

この期間の変化というと、5ヵ月目からIP無線を、6ヵ月目から配車アプリの仕事を受けられるようになったこと。

しかし、どちらも2~3出番に1回の割合でしか鳴らないので、売上に大きく寄与することはありませんでした(涙)

(これは今でも変わりません 笑)

 

また、3ヵ月目までは月・水・金で固定されていた出番が、4ヵ月目から土日祝日も入るようになり、平日と土日祝で人の動きや客層がまったく違うことを体感できた時期でもあります。

いつもの場所にお客さんはおらず、意外なところで歩道から手が挙がる。

そういうことが何度もあったので、土日祝の乗務は「引き出し」を増やす一つのきっかけになったと思います。

 

初めての休日乗務の記事はこちら ↓

初めての祝日乗務 普段のやり方が通用しない!【乗務36日目】

 

夏休みや『GoToキャンペーン』の恩恵もあって、5ヵ月目の8月21日に初めて税込営収7万円以上を達成。

また、6ヵ月目の10月度には初の税込70万円を突破。

この頃には1出番の平均回数が30回以上、実車率40%を切ることが少なくなり、それが数字にも結びついたんでしょうね。

 

またこの頃は、それまでは流しているとき「お客さんを探す」という感じだったのが、「街と人の動きを観察する」という意識に変わった ように記憶しています。

「探す」も「観察する」もやっている行為そのものに大差はありませんが、「観察する」のほうが視野が広くなる、そんな気がします。

 

 

7ヵ月目 ~ 9ヵ月目

2020年の六本木ヒルズ・けやき坂「冬のイルミネーション」

月度 乗務回数 営業収入
税込 税抜
2020年11月度
(10月19日~11月18日)
12 ¥ 670,980
(¥ 55,915)
¥ 609,980
(¥ 50,831)
2020年12月度
(11月19日~12月18日)
12 ¥ 731,290
(¥ 60,941)
¥ 664,800
(¥ 55,400)
2021年1月度
(12月19日~1月18日)
12 ¥ 710,190
(¥ 59,183)
¥ 645,620
(¥ 53,802)

 

8ヵ月目から9ヵ月目にかけては、一年の中で最も忙しくなる年末年始。

のはずでしたが、大きな盛り上がりもなく「微増」程度で終わってしまいました(涙)

 

それでもやっぱり、コロナ禍にありながらも年末年始はタクシーを使ってくれる人が多かったですね。

11月下旬から年明けにかけては “下振れ” することなく、安定した営収をあげることができました。

 

この頃も基本は「行った先」で人が居そうな場所を流すという形で営業していましたが、それまでの6ヵ月で蓄えた経験や知識を活かせるようになってきたような記憶があります。

 

具体的には、

●「この辺はお客さんがいない・少ない」と思ったら、迷うことなく近くの別の乗車エリアに移動できるようになった。

●「お客さんはいない」という思い込みで流していなかった通りでも、実際流してみると乗せられることが増えた。
(例 中央区の鉄砲洲通り、番町の二七通り、東日本橋の清杉通り etc.)

●他車が付け待ちしているところに停まってみると、そこがお客さんが多いポイントだったということを知ることができた。

 

本当に小さなことなんですけどね。

だとしても、それまで持っていなかった知識や視点を得られたことが売上にも繋がってきたのがこの頃だったと思います。

 

9ヵ月目の2021年1月度までが隔勤での乗務でしたが、9ヵ月間を通して深夜割増運賃の「青タン」は常に振るわなかったですね(苦笑)

いろんなパターンのお客さんがいる朝から夕方と違って、客層が限られている深夜帯の「お客さんの姿」をイメージできなかったことが原因ではないでしょうか。

酔客か、遅くまで残業している人か。

その2パターンしか思いつかない上に、そういった方々がいる場所・エリアの知識も十分持っていませんでした。

 

結局隔勤では、1乗務の最高営収が税込7.5万円(税抜6.85万円)、ひと月の総営収額の最高が税込73.1万円(税抜66.5万円)と、どちらも大きくブレイクすることなく平凡な結果に終わってしまいました。

 

 

10ヵ月目 ~ 現在

年が明けてから羽田空港までの運行が増えました。何度来てもやっぱり嬉しい場所

月度 乗務回数 営業収入
税込 税抜
2021年2月度
(1月19日~2月17日)
▲ 24 ¥ 867,820
(¥ 36,159)
¥ 788,940
(¥ 32,873)
2021年3月度
(2月18日~3月19日)
▲ 24 ¥ 903,150
(¥ 37,631)
¥ 821,080
(¥ 34,212)
2021年4月度
(3月20日~4月19日)
▲ 23 ¥ 878,040
(¥ 38,177)
¥ 798,230
(¥ 34,706)
2021年5月度 
(4月19日~5月18日)
▲ 24 ¥ 893,870
(¥ 37,245)
¥ 812,620
(¥ 33,859)
2021年6月度
(5月19日~6月18日)
▲ 24 ¥ 883,340
(¥ 36,806)
¥ 803,030
(¥ 33,460)
2021年7月度
(6月19日~7月18日)
▲ 24 ¥ 1,024,110
(¥ 42,671)
¥ 931,010
(¥ 38,792)

※ ▲ … 昼日勤

年明け早々の2021年1月8日に2回目の緊急事態宣言が発令されたことを受け、Y社では現任ドライバーに対し再び補償付きの休業措置を実施。

すでに給与保証期間を終えていた僕も休業補償の対象だったのですが、乗務して売上を稼いだほうが補償を貰うより “実入り” が多くなると判断し、引き続き走り続けることに。

(2021年1月度~3月度の乗務をフルにこなしたのは、社内で僕1人だけだったそうです 笑)

 

その代わり、飲食店の営業時間短縮 → 夜の人出が激減することを考慮して、朝~翌未明の隔日勤務から朝~夜の 昼日勤に変更 してもらうことにしました。

隔勤はひと月に12乗務ですが、昼日勤は倍の24乗務できるので、数字を細かく積み重ねていく作戦に変更したんですね。

 

2回目、そして4月25日からは3回目の緊急事態宣言が発令されましたが、その間も明るい時間帯の人出はさほど減っていなかったので、結果的に昼日勤に変更したことが功を奏します。

初月の2月度(10ヵ月目)は、隔勤ではそれまで超えることができなかった 税込営収80万円を突破

翌3月度(11ヵ月目)には 税抜でも80万円を超えることでき、給料も初めて 50万円を超えました

 

乗務開始から丸1年が経った4月には4回目の緊急事態宣言が発令されましたが、その間も税抜営収80万円をコンスタントに叩き出し、

 

そしてついに先月度!

「緊急事態宣言もういいでしょ」という世間の空気にも後押しされ(笑)、めでたく営収100万円を達成することができたというわけです。

 

昼日勤になってからは、当然ですが隔勤よりも稼働時間が短いので、仕事中は良くも悪くも「焦り」を感じることが多くなりました。

言い換えると、日勤になってから 時間効率に対する意識が強くなった ように思います。

それまでも考えていなかったわけではないんですが、「時間あたりの売上」と「走行距離あたりの売上」のことをより考えるようになった んですね。

 

隔勤のときは稼働時間が長い分、調子の悪い時間があっても「夜に大物ゲットすればいいんでしょ♪」という感じで、かなり楽観的+悠長に考えていましたもん(苦笑)

そりゃあ営収も上がるわけないですよね。

対して日勤になってからは「どうすればさっきまでの不調を取り返せるか」と、リカバーの手段・方策をより具体的に考えるようになったと、自分自身でも感じています。

 

日勤になって変わったことと言えば、それくらいじゃないかな?

 

あっ、あともう一つ。

休憩時間のことを考えなくてよくなった こともあります。

隔勤は18~20時間の拘束時間のうち3時間以上休憩しなければいけないのですが、少しでも多く稼ぎたかった僕にとっては「3時間も休憩いらねー! 走らせろ!」と、もどかしさしかありませんでした(笑)

 

それが、昼日勤だと拘束時間11~13時間に対して休憩は1時間以上でOKなので、「ロスタイム」の割合が少なくて済むんですよね。

そんな「走れないストレス」が小さくなったことも、昼日勤のメリットの一つに挙げられるかもしれません。

 

その2つ以外、仕事のしかたなどは隔勤のときと大きく変わっていないんじゃないでしょうか。

 

 

次の目標は「税抜100万円」!

 

初めての乗務に出たのが、15ヵ月前の2020年4月。

当時の自分には「営収100万円」は夢のような数字でした。

しかし、「思いのほかあっさり達成できた」という感じで、「嬉しさ半分、拍子抜け半分」というのが率直な感想です。

 

改めて今月度を振り返ってみると、営収100万円を達成できたのは、

●「回数を積み上げる」「空車時間を短くする」という基本を徹底した。

●(それまでの経験を基に)営業エリアの選択に迷いがなくなった。

●昼日勤でコロナ禍でも人出が堅調な時間帯に集中して営業できる環境だった。

●世の中がコロナのことを考えすぎず動くようになってきたという「地合い」の良さ。

この4点が主な要因だったと考えています。

 

とはいえ、今月達成したのは「税込」での100万円。

タクシードライバーの世界では 給料に直結する「税抜」の数字 が重視されるので、税込100万円はいわば「参考記録」といったところです。

 

ですので、次の目標はもちろん「税抜」での100万円!

(税抜100万円を超えるには無駄を削ぎ落としたり時間効率を高めたり単価を上げる工夫をしたりと、まだまだ課題が山積みです 汗)

 

この8月度はオリンピックやお盆もあって難しそうなので、税抜営収100万円は「今年中に達成できればいいや」と考えています。

数字を追い求めるあまり接客や安全運転がおろそかになってしまっては、元も子もないですからね。

 

また、最近は「再起」のための活動もスタートしています。

それが気持ちの張りにも繋がっていて、「自分の仕事」と「タクシー」のそれぞれが良い感じで影響しあっている、そんな感じがするんですよね。

 

とは言っても、今の僕の “メシの種” はやっぱりタクシーのほう。

まずは生活のベースであるタクシー業務でもっと変化・成長していけるよう、引き続き楽しみながらタクシー稼業を頑張っていきます!

 

 

 

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