こんにちは、タクオです。
昨日2020年3月1日付けで、無事Y社に入社となりました。
実質的な入社日は月曜の今日ということで、初日から乗務前の研修がスタートです。
乗務前の研修は外部の養成スクールで
今日から3週間は、外部のスクールや教習所で研修・教習が続きます。
僕がお世話になるのは、準大手のタクシー・ハイヤー会社が運営するプロドライバー養成スクールです。
入社手続きをした際、オオタさんに、
時間厳守でお願いしますね!
と聞いていたので、今朝は早めに起きました。
一人で仕事をしていた先月までは、夜遅くまで作業をして朝遅く起きることも多かったので、昨日の夜は明朝にちゃんと起きることができるか、少し不安でした(苦笑)
しかし、目覚ましを3つもセットしたので、さすがに寝過ごすこともなかったです。
スクールまではドア・ツー・ドアで1時間くらいかかるので、余裕を持って6時半には起床して諸々の準備を済ませます。
準備と言っても身支度くらいなので、6時半に起きるとむしろ時間が余ってしまう。
かと言って、もう一度寝るわけにもいきませんからね(笑)
研修初日の緊張感もあって、自宅を出るまでは何をするわけでもなくソワソワした時間を過ごしました。
1時間の道のりですが、余裕を持って自宅を出たので、スクールの最寄駅には8時過ぎに到着。
通勤・通学の時間帯に電車に乗るのは思い出せないくらい久しぶりだったんですが、今日から新型コロナウィルスの感染対策でしばらく学校が休みなのもあってか、それほど混雑した感じはありませんでしたね。
(普段の混み具合がわからないので、比較の対象がないのですが 笑)
3月に入りましたが、今日の東京は「冬の雨」。
この冬いちばんの寒さだったんじゃないでしょうか?
そう感じるほど冷たく弱い雨が、いつもより人気(ひとけ)の少ない街をさらに静めているように見えました。
10分ほど歩き、スクールの近辺に到着。
「プロドライバー養成スクール」というので、大きめのビルを想像していたのですが、周りを見渡してもそれほど高さのないスラッとしたビルしかありません。
Googleマップが示してくれたのは、
こんな感じの雑居ビル。
ここで合っているのか、不安に思いながらビル名を確認すると、オオタさんに貰った資料に書かれていたビルと同じ名前でした。
この中にこれからの3週間を僕が過ごすプロドライバー養成スクールがあるようです。
僕ら以外はハイヤーの養成員
オオタさんに指示された8時半前にスクールに入ると、教官と思われる方が4、5人いました。
Y社から来ましたタクオと申します
40代の社会人として “普通” の挨拶をして、60代と思われる1人の教官に案内された長机の一角に座ります。
それから5分ほど経つと、一気に他の教習生たちも入室してきました。
僕以外の教習生のほとんどが、みんな同じジャケットに同じネクタイ、同じ色のスラックス。
どうやらスクールを運営するハイヤー会社の新入社員の方々のようです。
年齢も様々で、20代から50代くらいの男性が10人ほどと、40代と50代の女性が2人。
その中に、見るからに若い20代の青年が1人いました。
彼は僕の横に席が用意されていて、机の上のネームプレートを見てみると、
Y社 タガワ
と書かれていました。
そう、どうやらこの若いタガワくんは、僕がお世話になるY社の同僚のようです。
ずっと一人で仕事をしてきた僕は外の「集団」の中に入っていくことに何の抵抗もありませんが、同じ会社の人がいるとなると、やっぱり心強いものですね。
タガワくんを含めた教習生の全員が入室したところで、いよいよ研修スタートです。
点呼とアルコールチェック!?
時計が8時45分を指したくらいに教官の一人が、「それでは点呼を始めます」と声を発しました。
考えてみると何もおかしなことはないのですが、プロのドライバーになるための研修なので、いちばん初めはアルコールチェックや体温の測定などを兼ねてスクールでも点呼を行うのです。
もちろん実際に乗務が始まったら、Y社でも出庫前と帰庫後に点呼を行いますが、まさか研修でもやるとは…
オオタさんからはまったく聞いていなかったし、座学の研修ではアルコールチェックはやらないと思い込んでいた僕は、ちょっと焦りました。
なぜなら、午前2時に缶のハイボールを1本飲んだから…
なかなか寝つけなくて、1本流し込んでしまったんです(苦笑)
人によりますが、350mlの缶ビール1本を飲んでアルコール反応が出なくなるまでに、最低でも8時間はかかると言われています。
午前2時にハイボールを飲んで、この時点でまだ7時間弱しか経っていない…
と思いましたが、この期に及んでどうしようもできません。
「何もやましいことはありませんよ」という雰囲気を醸し出しながら、堂々と点呼場に向かうタクオ。
「もうどうにでもなれ!」と言わんばかりに、アルコール検知器に向かって「フーーーッ」と思いっきり息を吹いてみると…
0.000
なんと!
アルコールがまだ完全に分解されていないと思われるのに、検知されませんでした。
ラッキーな結果となりましたが、これからプロドライバーとして人様の命を預かるわけですから、「今日は座学だから」と甘く考えていたことを反省しました。
タクシー乗務員としての初日の、しかもいちばん初めに「自覚」が生まれるきっかけを頂いたことは、本当に良かったと思います。
地理試験の勉強はひたすら暗記!
ヒヤヒヤの点呼を終えたら、早速研修が始まります。
研修のカリキュラムはすでに決まっていて、まずは東京の地理の勉強からです。
僕がお世話になるY社の研修の日程は、こちらの記事でご覧いただけます。
↓ ↓ ↓
東京都(23区と武蔵野市・三鷹市)、神奈川県(横浜市、川崎市、横須賀市、三浦市)、大阪府(大阪市内)でタクシー運転手になるには、各地域の地理試験に受からなければ乗務できないと法令で定められています。
ですので、東京の地理を覚えることは、年収800万円も夢ではない東京のタクシードライバーが避けては通れない「関門」なのです。
僕は20代の頃にバイク便や配送員として都内の道路を走っていましたし、自営で仕事をしていたときも一都三県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)を移動して回っていたので、率直なところそんなにむずかしくはないと思っていました。
しかし、僕やタガワくんの机の前に置いてあったのは…
ん?
なんだ? この厚いバインダーは!?
席に置かれたバインダーを開いてみると、中には100枚以上の地図や印刷物が(笑)
地理試験は、東京の幹線道路を覚えるだけでなく、主な施設・建物、交差点名、首都高の路線と出入口 など、覚えなければいけない項目がたくさんあるのでです。
例えば、
・東京共済病院
・東京健生病院
・厚生中央病院
といった同じような名前の医療機関や、
・フランス大使館
・マレーシア大使館
・カナダ大使館
といった、日本人の9割以上が一生訪れることのないであろう機関まで、さまざまな施設や建物が出題されます。
道路に関しても、「◯◯通り」「▲▲街道」などの路線名を覚えるだけではなく、各路線の交差点も覚えなければいけません。
これも先ほどの点呼と同様、ちょっとナメてましたね(苦笑)
4、5人いる教官から覚え方のコツを教えてもらえるのかと思ったら、
とのこと(笑)
試験は来週の月曜。
それまでの1週間は、東京にある道路や建物でをひたすら暗記するしかなさそうです。
タガワくんとも
「それならスクールに来ないで自宅で勉強してもいいじゃん!!」
と話しましたが、僕らはただの一会社員(しかもまだデビュー前 笑)
自分でどうこうする権利などありません。
とは言いながらも、自宅にいたらメリハリが付けられずダラダラするんでしょうから、気持ちが引き締まるスクールという場所で勉強したほうが絶対いいに決まっています。
これからの1週間は、大学受験以来の「詰め込む勉強」をひたすらこなしていこうと思います。
自習がメインの1週間になるので、ブログ記事にできそうなネタがあまりなさそうです(苦笑)
何かあったら、逐一更新していきます。
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