こんにちは、タクオです。
今日はいよいよ地理試験当日。
この1週間の成果が試される日です。
幹線道路も交差点も建物も8割方は覚えたので、「たぶん大丈夫」とは思いますが、結果や如何に!?
目次
東京・神奈川・大阪にしかない “試練”
タクシー運転手になるには、基本的には地理試験を受ける必要はありません。
「基本的には」と書いたのは、特定の地域以外には試験そのものが存在しないからなんです。
タクシーセンターによる試験があるのは、
・東京特定指定地域(23区+武蔵野市・三鷹市)
・横浜地域(横浜市、川崎市、横須賀市、三浦市)
・大阪市域(大阪市周辺の18市町)
の3エリアだけで、上記以外の道府県では地理試験や法令・安全に関する試験を受けなくても、第二種免許さえあればタクシー乗務員として働くことができます。
「それなら東京の隣接県でタクシードライバーをやったほうが良くない?」と思ったあなた!
いやいや!
東京のタクシードライバーは 年収800万円も夢ではない ので、可能性に溢れているんです!!
現に東京という街は、昼間人口が1,200万人、夜間人口も900万人と、日本どころか世界でもトップレベルの「人が集まる街」。
自分自身のやる気と工夫次第 で稼げるのが、東京のタクシードライバーなんです。
(まだデビュー前なので、僕には実績はありません 笑)
地理試験は10時から
地理試験の会場となる東京タクシーセンターは、東京メトロ東西線の南砂町駅(江東区)にあります。
江東区は23区の東部にあるので、同じ東部在住の僕は20分ほどで行ける距離です。
自宅からだと、歩いていくのは厳しい距離ですが、電車でも自転車でも所要時間は変わらないので、自転車で行ってきました。
(本当は公共交通機関を使わなければいけません。)
スクールの教官からは「9時半までには必ず着いているように」と聞いていましたし、僕もいい大人なのでもちろん時間通りに着くように向かいます。
東京タクシーセンターの建物は、マンションばかりの南砂町駅周辺にあっては いかにもお役所 的な佇まいで、ある意味で異彩を放っていました。
ここが僕たち新米乗務員たちの “鬼門” となる城です(笑)
9時半には受験者全員が集まっていたので、程なくして今日一日の流れが説明されます。
10時から地理試験、13時から法定と安全・接遇の試験。
「受験申請書」と「受験票」の書き方についても、感情を込めずに係の方が説明してくれます。
試験開始前は、その他に特筆するようなことはありませんでしたが、「不正行為」への対処が厳しいという印象を受けました。
・問題用紙と解答用紙以外の紙片が見つかったら、即退場
・消しゴムは、カバーを外してハダカの状態で使う
・試験時間中に携帯が鳴ったら、即退場(バイブ音も含む)
このような注意事項が説明され、不正に対しては試験の難易度よりも厳しそうでした。
試験官が退室した間隙を縫って、試験会場の緊迫感を写真に収めてみました。
「緊迫感」などという大学受験のような雰囲気はなく、実際は半分以上の人が「まぁ大丈夫でしょう」というゆったりとした空気を醸し出していましたね。
受験者数は、僕を含めて38人。
そのうちの3分の1ほどの13、4人が20代・30代の若い人たち。
会場に入る前は、50代・60代の人がほとんどで、僕のような40代でも若いほうだと勝手にイメージしていたので、平均年齢の低さに正直驚きました。
また、38人のうち、女性が6人。
他のエリアはわかりませんが、東京のタクシー乗務員候補は実にさまざまな人たちがいることを改めて見ることができました。
試験時間は1時間! けどそんなに必要ない!!
10時になったので、3人いる試験官の中の1人が試験についてもう一度詳しく説明します。
ここでも不正行為への厳正な態度についての説明がされたので、カンニングをする人がそんなに多いんでしょうか?(笑)
なんだかんだと説明と手続きに時間がかけられ、地理試験のスタートは10時22分に。
ここから1時間が、僕たち東京タクシー候補生の第一関門になります。
問題は、全部で40問。
そのうちの32問(正答率80%)以上正解なら、地理試験は合格です。
ちゃんと勉強した人であれば、40問を解くのに1時間も必要ありません。
15~20分で、確信を持って解答できるはず。
実際、今日の試験の難易度も、それほどむずかしくはありませんでした。
試験開始から30分が経過したら教室の外に出ても構わないのですが、38人の半分にあたる20人近くが10時52分に部屋を後にするではありませんか。
それくらい 東京タクシーセンターの地理試験はむずかしくない のです。
地理試験にはパターンがあるのですが、それについては別の記事で解説します。
解答用紙は提出してしまうので、上の写真のように持ち帰りできる問題用紙に自分が書いた答えをメモしておきます。
それを基に、家に帰ってから自己採点するんですね。
試験を終えた後の手応えとしては、「現役運転手でもむずかしい」と言われる問題4以外は、全問正解だったと思います。
午後は法令と安全・接遇の試験
10時22分スタート → 11時前には地理試験を終えたので、午後の「輸送の安全及び利用者の利便の確保に関する試験」まで2時間も時間があります。
それだけ時間が空けばゆっくり昼食摂をもれるので、同僚のタガワくんとご飯に行こうと思ったら、
どうやらタガワくんの知り合いも今日の試験を受けている模様。
午後の試験が始まる前に聞いてみたら、タガワくんと元同僚は前職を辞めるときにお互い「タクシーをやってみよう」と話していて、今日たまたま同じ試験を受けていたのだとか。
タクセン(タクシーセンター)という、一部の人しか訪れない場所で「偶然の再会」があったことよりも、タガワくんや彼のお友だちのように若い人がタクシーを志すということが、40代の僕にとっては驚きでした。
ちょっと前までは、タクシー乗務員と言うと40代以上の「おじさん」しかいませんでしたからね。
東京のタクシー業界には、若い人をも惹きつける何かがあるのかもしれません。
そんなわけで、南砂町のマックで1人食事を済ませた僕でしたが(笑)、午後の試験は地理試験以上に簡単で、こちらも制限時間60分のうち30分ほどで完答。
(法令と安全・接遇に関する試験は、僕に限らず「普通の感覚」を持った大人なら、誰でも合格できる内容です。)
すべての試験を終え、あとは合否の結果発表を待つだけとなりました。
合格率 76.48%の「広き門」
午前中の地理試験のときは38人いた受験者が、午後の法令・安全と接遇になると17人に減っていました。
つまり、午前の地理試験だけを受けた21人は不合格後の再試験で、午後も残った17人は、僕と同じ新任乗務員候補たちというわけですね。
その17人のうち何人が両科目合格できるのかは、これから東京でタクシー運転手を志すみなさんにとっても気になるところではないでしょうか。
というわけで、ちゃんとカウントしてきました!
結果は、
17人中13人合格 でした。
単純に計算して、合格率76.47%。
約8割の人が合格できる、それが東京タクシーの地理試験です。
肝心の僕の結果ですよね?
おかげさまで、
両科目とも合格し、無事第1ステージをクリアしました!
タガワくんも試験後は「ヤバいかもしれません」と話していましたが、合格していました。
なんだかんだで、お互いにスクールでの自習の時間が効果的だったんでしょうね。
ちなみに、不合格だった4人は、地理試験を落とした人が3人、法令・安全と接遇を落とした人が1人。
受験者全員の前で合否が伝えられるので、ちゃんとしたデータが取れました(笑)
「笑」なんて書きましたが、もし僕が不合格だったら、笑ってもいられなかったんでしょうね 笑笑
地理も法令も、一度落ちたからといってすべてゼロからやり直さなくても大丈夫です。
地理が不合格だった人は地理だけ、法令が不合格だった人は法令だけ、後日改めて受験してそこで合格すれば晴れて合格証を貰えます。
何度でも受けることができますし、週に3回も試験日があるので、地方在住の方でもそれほど時間がかからずにパスできるはず。
東京タクシーセンターの地理試験は、その程度のものです。
ですので、これから東京のタクシーで稼いでいきたい方も、まったく心配することはないと思います。
勉強するべきポイントも限られているので、すぐに覚えられますよ!
法令と安全・接遇のポイントをまとめてみました
地理試験については、東京以外の地域にお住まいの方でも覚えられるように、これからわかりやすい「参考書」を作ってみようと考えていますので、今しばらくお待ちください!
ひとまずは、地理試験に頻出する東京の幹線道路と主要施設を『Googleマップ』にまとめたので、こちらをご覧ください。
↓ ↓ ↓
また、法令と安全・接遇のポイントは、こちらにまとめました。
↓ ↓ ↓
こちらの2つに関しては、試験前日にざっと目を通しておくだけで大丈夫です。
なにせ「普通の大人」だったら解答できるような、常識問題がほとんどですから♪
明日からは第2ステージの第二種免許の教習が始まりますが、今晩は地理試験合格の余韻に浸ってちょこっとゆっくりします。
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