【入社25日目】タクシー会社が神経を尖らす乗車禁止地区

 

 

こんにちは、タクオです。

 

今日からY社に戻って社内研修です。

3月1日に入社してから1ヵ月以上が経ちましたが、まとまった時間を会社で過ごすのは今日が初めて。

これからお世話になる先輩や上司がたくさんいるので、ある意味外部での研修よりも緊張します(笑)

 

とは言っても、そこは雰囲気の良いY社。

今日の研修も柔らかい雰囲気の中で受けることができました。

 

しかし、「あること」については、厳しく指導を受けました。

タクセンでも無線グループ本部でも言われた「あること」は、東京のタクシー業界にとってはかなり重要な事柄のようです。

 

 

 

相変わらずフレンドリーなY社のみなさん

社内研修は9時開始ということで、これまでの研修よりも少し遅い時間のスタートです。

しかも、自宅からY社まで自転車で10分弱と近いこともあって、これまでと違ってゆっくりとした朝を送ることができます。

8時くらいに起きても十分間に合う感じ。

ドライバー養成スクールやタクセンでの研修のときは7時半くらいには家を出ていたので、1時間近くゆっくりできるわけです。

 

しかし、この1ヵ月間で早起きの習慣が身についたので、早い時間に勝手に目が覚めちゃいますね(笑)

昨晩は日付が変わってから布団に入ったのですが、6時前には起床していました。

 

スマホでニュースを見たり、メールのチェックを済ませてもまだ時間があるので、予定よりも早くY社へ行くことに。

研修開始の20分前には会社に着き、2階の事務所へ入りました。

 

タクオ
おはようございます、研修中のタクオです

今日から社内研修ですので、よろしくお願いいたします

 

室内には7、8人ほどの内勤さんがいたのですが、

 

若い内勤さん
おはようございます

こちらこそよろしくお願いします!

年配の内勤さん
今日から社内研修なんだね

固くならずにやりなよ♪

 

と、みなさんが柔らかい感じで迎えてくれました。

 

40代の社会人として普通に挨拶をしただけなんですが、僕のような新人にもフレンドリーに接してくれるY社の雰囲気に触れるたびに、「本当に良い会社に入ったな」と思います。

家からいちばん近いS社にしなくて正解でしたね(笑)

 

S社との面接のようすは、こちらの記事でご覧いただけます。

↓ ↓ ↓

【転職活動5日目】S社の本社へ面接に行ってきました

 

 

 

話題はやっぱりロイヤルリムジンさんのこと

事務所で挨拶をした後は、研修が行われる会議室へ。

ドアを開けると、研修を担当してくれるオオタさんがすでに資料などを用意して待っていました。

入社前には面接をやってくれましたし、入社後も経費の精算や日程の連絡など、僕たち新人ドライバーの窓口としていちばんお世話になっている人なので、オオタさんに会うと安心感を覚えます。

 

9時になり、同期入社のタガワくんと僕の2人を対象にした研修が始まりました。

開始の挨拶の後、早速オオタさんが ロイヤルリムジンさんの営業休止 の件について話しはじめます。

 

オオタさん
タクオさんとタガワくんも見ました? 今朝のニュース!?

いやぁ、業界のみんなが驚いたと思いますよ!

 

コロナショックで全国のタクシー業界が厳しい経営状況にあることは以前から伝えられていて、Y社だってご多分に漏れず厳しい状況だそうですが、オオタさんいわく、

「東京のタクシー会社で廃業や休業まで追い込まれるところが出てくるとは思わなかった」

とのこと。

 

 

僕がタクシー運転手に再就職しようと思ったのが、今年(2020年)の1月に入ってから。

その頃は新型コロナウィルスが拡がる前だったので、求人サイトではロイヤルリムジンさんやグループ会社の募集ページをよく目にしていました。

高級車をたくさん保有しているようで、たしか「年収1,000万円も可能!」みたいな感じで、給料の高さを前面に出した広告だったと記憶しています。

たったの2ヵ月で営業休止を決断しなければいけない状況になったのですから、それだけ今回の「コロナショック」はインパクトが大きいということなんでしょうね…

 

僕がタクシー業界の情報収集をしている近所のコンビニ(駐車スペースがあるので、休憩中の乗務員さんがよくいる)でドライバーさんに聞いても、

「今回は『リーマンショック』や震災のときより影響が大きい」

という人がほとんどです。

 

「緊急事態宣言」は最低でもこの先1ヵ月は解除されないわけですが、コロナ騒動が早く収束してほしい。

今はそのことを願うばかりです。

 

ちなみに、苦境にある東京のタクシー会社ですが、Y社では新人乗務員だけでなく、 現任の乗務員に対しても給与保障を行う ことを決めたそうです。

中小の会社に限らず、大手・準大手のタクシー会社でも給与保障してくれる会社はほぼ皆無のようで、こういった点からも「Y社は良い会社だな」と思いましたね。

 

 

 

タクセンでも無線本部でも聞いた乗車禁止地区の話

衝撃的なニュースがあった今日の朝でしたが、研修はもちろん予定通りやりましたよ!

接客・接遇に関すること、事故時の対処方法、車両の点検方法や取扱い方。

これまでの研修でも同じような話を聞いてきましたが、社内研修ということで、他の研修よりもさらに踏み込んだ、実践的な内容を教わりました。

 

中でも研修担当のオオタさんは、 タクシー運転手がやってはいけないこと に関して特に力を入れて説明していました。

 

・乗車拒否
・途中下車強要
・乗車禁止地区違反

 

この3つが 乗務員3悪 とされていて、オオタさんいわく、「これらの行為があった場合、一発で解雇になることもあります」とのこと!

 

「乗車拒否」「途中下車強要」は、タクシー運転手以外の方でもわかりますよね。

正当な理由もなくお客さんからの依頼を断ったり、一度引受けた依頼を途中で放棄することは、他の仕事でも認められないことですからね。

 

「乗車禁止地区違反」については、知らない方も多いのではないでしょうか?

東京では、お客さんを乗降させてはいけない場所や時間 が定められていたり、タクシープールへの入り方が決められている場所 などが複数あるんです。

 

中でも、

・22時から25時(翌1時)までの銀座乗禁地区

・六本木交差点周辺でのお客さんの乗降車禁止

は、法律で定められていることもあって、業界全体が特に重点を置いて遵守を徹底させています。

 

22時から25時(翌1時)の銀座乗車禁止地区(公益財団法人東京タクシーセンター 公式サイト より)

六本木交差点周辺の駐停車禁止箇所(公益財団法人東京タクシーセンター 公式サイト より)

 

上の2ヵ所は、タクシーセンター(タクセン)の職員も頻繁に監視しているそうです。

 

東京では、タクシー乗務員が法律や規則に違反すると、交通違反と同じように「減点方式」で評価が悪くなっていきます。

減点は、乗務員本人にはもちろん、タクシー会社に対しても下され、会社は累積点数が一定以上になると「優良事業者」の認定が取り消されてしまい、銀座や都内主要駅に設けられているタクシー乗り場への乗り入れができなくなってしまいます。

 

そうなると、会社の売上げにも直結する「おおごと」になりますよね?

ですので、東京のタクシー会社は、法令や規則の違反に対して神経を尖らせているのです。

 

(監視する側である)タクセンでの研修でも無線グループの研修でも、そして今日の社内研修でも「本当に気をつけてください!」と念を押された、銀座と六本木の乗降ルール。

僕もタガワくんも、デビューするまでに頭に叩き込まなきゃですね ^^;

 

 

 

社内研修はあと3日

柔らかい雰囲気だったこともあって、社内研修初日はリラックスして受けることができました。

あとは座学をもう1日やった後、先輩ドライバーにいっしょに乗ってもらう添乗研修が2日間。

それが終わると、いよいよ乗務員デビューです。

「ゴール」が見えてくると、気持ちが引き締まってくるものですね。

 

中国やイタリアでは、コロナウィルスの感染が落ち着いてきたと聞きました。

遠くない将来、東京の街にも「日常」が戻ってくるはずです。

タクシードライバーのみなさん、「希望」を持ってこの先を進んでいきましょう!

 

と、2,000万円の借金があっても「希望」を捨てられないバカが言っています(笑)

 

 

 

 

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