【入社20・21日目】4日間のタクシーセンターでの新規講習

 

 

こんにちは、タクオです。

 

今日で3月も終わりですね。

僕がY社に入社して1ヵ月が経ち、研修も山場を迎えてきました。

 

今日からは、東京のタクシーの「総本部」とも言えるタクシーセンター(タクセン)へ出向き、4日間の新規講習です。

座学中心の研修ですが、地理試験と法令・安全・接遇の試験にすでに合格している僕にとっては、「時間つぶし」の時間となりそう。

そういった意味で、4日間を無事に乗り越えられるのでしょうか?(笑)

 

 

 

3週間ぶりのタクセン

 

傘を差さなくても大丈夫なくらいの弱い雨の朝。

3月9日に地理試験を受験して以来、3週間ぶりにタクセンを訪れました。

今日からは、東京の特別区・武三地区でタクシー乗務員になるには受けなければならない、4日間の新規講習です。

 

講習開始の時間は9時ですが、初日は受講手続きなどがあるため、8時30分までに入室しなければいけません。

今朝は早く目覚めてしまったので、指定された時間より20分も早く到着。

早速タバコを1本吸おうと、3週間前と同じ3階の喫煙室へ行くと…

 

喫煙室封鎖!

 

なんと!

喫煙室がパーテーションで封鎖されているではありませんか!!

 

コロナウィルスの感染防止のために先週から取られた措置とのことで、研修中の4日間はタクセン近くの公園内にある喫煙所まで行かなければならないようです。

講習の休み時間は10分しかないので、今日からの4日間は本数が減りそうですね(苦笑)

 

 

 

受講者は約50人(全員男!)

同僚のタガワくんもいっしょに受講するタクセンの新規講習。

教室には長机24台、イス72脚ほどが置かれていますが、すべてが埋まるとは思えません。

とは言っても、万が一受講者が多かったときのために、先に着いた僕がタガワくんのイスも確保しておくことに。

時間とともに入室する人が増えてきて、8時半前には72脚のイスは半分以上が埋まっています。

 

教室内のようす

 

「受講者は多くても30人くらいだろう」と勝手に想像していた僕でしたが、思っていた以上に多そうですね。

全員が揃ったところで人数を数えてみると、49人の新人タクシードライバーが講習を受けるようです。

(しかも全員男性!)

このうち、すでに試験をパスしている「時間つぶしに来た人」は約10人。

 

年代は結構バラバラで、同僚のタガワくんと同じ20代と思われる人が20%、30代が30%、40代が30%、50代以上が20%といった感じです。

20代・30代の若い人が多かったのは、とても意外でした。

タクシー運転手は、僕と同じ40代以降の人が大多数というイメージを持っている人が多いと思いますが、東京のタクシーは「若返り」が進んでいるのかもしれませんね。

 

「美人すぎるタクシードライバー」生田佳那さんのように、もしかしたら「イケメンすぎるタクシードライバー」として東京のタクシードライバーがネットやSNSで取り上げられるようになるかもしれませんね。

タクシーをよく利用してくださる女性には、今から「推しドラ」を探してみることをおすすめします(笑)

(僕の同僚・タガワくんもなかなかのイケメンですよ!)

 

点呼のときに出席者の名前と所属タクシー会社を呼んでいたので、どこの会社の人が何人いるのかも数えてみました。

いちばん多かったのは、kmさんの9人。

次いで日本交通さんの6人。

帝都さんは3人、大和さんは1人だったので、「東京四社」の合計は19人(38.8%)。

台数ベースのシェア率は、「東京四社」で40%超なので、受講者数もほぼ同じ割合ということですね。

 

 

東京のタクシーの車両台数ベースのシェア率は、こちらの記事でご覧いただけます。

↓ ↓ ↓

都内タクシー会社の「勢力図」

 

 

 

受講に必要な書類は4つ

9時になりタクセンの職員さんが入室すると、講習についての説明などを説明します。

 

教室への飲食物の持ち込みは禁止、講習中は携帯・スマホの電源を必ずOFFにする、欠席や遅刻は未受講として扱い運転者証を給付しない。

また、タクセンの最寄駅・南砂町を通る東京メトロ東西線は混雑率日本一で遅延が多いことで有名ですが、電車の遅延による遅刻も一切認めない ので、時間に余裕を持ってタクシーセンターに来ること。

こういった他の業種・業界で行われる講習と同じような注意がアナウンスされました。

まぁ、いずれも「当たり前のこと」ですよね。

 

その後は全員が受講手続きを行います。

タクセンでの新規講習には、4つの書類を用意しなければなりません。

 

 

① 研修申込書
② 登録申請書
③ 運転者証交付申請書
④ 雇用条件及び雇用契約証明

このうち講習初日に必要なのは、①研修申込書と受講料の2,200円のみ。

 

また、4つの書類すべてはタクシー会社のゴム印や社判(会社のハンコ)が必要なので、会社が用意してくれると思います。

(受講者本人が用意することはないと思われます。僕も会社から記入・押印済みの書類をもらいました。)

 

 

 

講習で使う教本はもらえます

講習の内容では、5つの項目について勉強します。

 

① 地理
② 法令
③ 安全
④ 接遇
⑤ 交通バリアフリー

 

 

このうち、試験の対象となるのは、①地理 と ②法令 ③安全 ④接遇 の4つで、いずれも受講手続き後にもらう教本に沿って講習が進められます。

 

 

地理に講義は、この他に『都内交通案内地図』というタクセンでしか売っていない地図も使います。

営業区域全域の地図はもちろん、タクシー乗り場、主要ターミナル駅や空港の詳細図、観光エリアの拡大図、そしてトイレの場所まで網羅されたタクシー運転手に特化したこの地図は、乗務が始まってからも使えると思うので、この機会に買っておくことをおすすめします。

定価は2,930円ですが、講習期間中は特別価格2,400円で購入可能です。

職員さんからも「今だけ特別価格で買えます!」と、さながらテレビショッピングのようなセールストークが繰り広げられるので、ぜひお買い求めください(笑)

 

②法令 ③安全 ④接遇は、「一般常識」を持っている人であれば考えるまでもない内容ですね。

例えば、運行前の点検の義務、シートベルトの着用、乗客の安全確保、言葉づかいや態度、服装・身だしなみ、運賃メーターの扱い方など。

 

試験の内容もむずかしいことはなく、覚えておくべきことは、法令に係る、


●タクシー運転者として業務に従事できる者の年齢は、21歳以上でなければならない

●国土交通大臣は、登録運転者が第2種運転免許の取り消し又は40日以上の効力の停止になったときは、登録を消除しなければならない。

●国土交通大臣は、登録運転者がタクシー事業者に雇用又はタクシー運転者として選任されなくなったときは、2年間を経過したとき、登録を消除しなければならない。

●旅客に対する責任は、旅客の乗車のときに始まり、下車をもって終わりとする。


の4つくらいではないでしょうか?

 

あとは一般的な感覚がある人であれば、本当にむずかしいことは一切ありません!

 

となると、問題はやはり地理のほうですよね。

試験問題も、教本に書かれていることから出題されます。

 

しかし、すでに受験した僕から見ると、講習で教わった内容を覚えても 地理試験で合格することはできません!

「じゃあ講習の意味ないじゃん!」って思いますよね?

 

教本には、地理試験で取り上げられる、道路名、交差点名、施設・建物の名前がすべて記載されているのですが、実際の講習は 千代田・中央・港の都心3区の道路・建物を中心に解説される ので、それ以外のことについて教わることはないんですね。

ですので、3日目の午後に行われる地理試験の勉強を新規講習の中で済ませることは ほぼ不可能 なんです。

そういった点で言うと、地理試験の対策は、外部のスクールで教わったり自習で覚えるしかないのが現状と言えます。

 

そんな新人ドライバーさんのために、地理試験に出る東京の通りの名前や主要な施設・建物名を「googleマイマップ」にまとめました。

このマップをしっかり覚えることで、40問中25問は確実にとれるようになるはずですので、ぜひご活用ください!

↓ ↓ ↓

東京のタクシー地理試験対策 覚えておきたい道路と建物マップ

 

 

また、僕の地理試験受験のときのようすは、こちらの記事でご覧いただけます。

↓ ↓ ↓

【タクシーの地理試験】東京タクシーセンター(タクセン)で受験してきました

 

 

 

講義はあっという間に終わる感じ

講義は1コマ50分で、午前と午後を合わせて7時間目まであります。

時間割もすでに決まっているようです。

 

 

  1日目 2日目 3日目 4日目
点呼・1時間目(9:00 ~ 10:00) 法令① 地理④ 接遇③ 交通バリアフリー①
2時間目(10:10 ~ 11:00) 法令② 地理⑤ 接遇④ 交通バリアフリー②
3時間目(11:10 ~ 12:00) 地理① 安全② 接遇⑤ 交通バリアフリー③
昼休み(12:00 ~ 13:00)
4時間目(13:00 ~ 13:50) 地理② 安全③

地理試験
法令・安全・接遇の試験

交通バリアフリー④
5時間目(14:00 ~ 14:50) 法令③ 地理⑥ 交通バリアフリー⑤
6時間目(15:00 ~ 15:50) 地理③ 接遇① 交通バリアフリー⑥
7時間目(16:00 ~ 16:50) 安全① 接遇② 交通バリアフリー⑦

 

こうして見てみると、結構詰まっている感じがしますね。

しかし、50分という時間は意外と短く、昨日・今日ともに試験に合格している僕からしても「時間つぶしが大変だった」ということはありませんでした。

真剣に勉強しなくてもいい(というわけではないんでしょうけど 笑)僕があっという間と感じるということは、これから試験を控えているみなさんは講義時間がもっと短く感じられたのではないでしょうか。

 

特に地理の講義は、教官が出題した問題を地図や教本を見ながら解き、ランダムに指名された人が答えなければいけない形なので、「次当てられるかも?!」と思うと寝ることなどできません。

本当にわずかな緊張感と答えを探さなければいけないスピード感があって、受けていて楽しいですね。

 

他の講義は、教官が教本を読むだけみたいなメリハリのないものなので、眠気の波が途絶えることはありませんでした(笑)

 

 

 

タクセンの新規講習 2日目を終えて

今日で4日間のうち半分の2日目が終了。

何度も書いているように、試験に受かっている僕にとっては緊張感はありませんが、明日の午後試験を控えている人にすると、若干の不安や焦りを感じるのかもしれません。

すべての講義を受講し試験に受からないと、運転者証というタクシードライバーにとっての「第2の免許証」をもらえませんからね。

そういう意味では、僕にとっても他のみなさんにとっても大切な講習であることには間違いありません。

明日・明後日もしっかりと 我慢 勉強してきます!

 

 

【追記】

休憩時間の喫煙所のようす。

多いときはこの狭いスペースに20人もの受講者が集まるので、肩をすぼめながらタバコを吸うこともしばしば(笑)

早くコロナが落ち着いて、喫煙室も通常通りに使えるようになってほしいものです。

(その頃にはデビューしていると思いますけどね 笑)

 

 

 

 

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